バアルの従者アスタロスの主張
かつて偽神アフラに仕えていた偽主神アヌハサジは,主神領(Load-dom)において反旗を翻した時,多くの主神がその反乱に加担しました。
その一人,ヘレステとジャフェスの天界を治めるバアルの従者にして女主神であるアスタロス(Ashtaroth)は次のようにこの反乱の意義について主張しました。
バールの従者で,彼の天界の東翼を治める女主神のアスタロスが立ち上がりました。
OAHSPE-24『対ジェホヴィ戦争の書』8章-43-45
彼女はこう言いました。
「ここには他にも女主神がおり,賢く話してくれます。私はそれほど多くを話しません。
古代人は何事にも質素であることを教えてくれました。私たちは葉や花を摘み取られた果樹園のような天界を作ってしまいました。
聡明で有用な天使たちはすぐにジェホヴィの花嫁花婿になるように説得され,遠く離れた世界へと飛び立ってしまいます。
私たちを生んだ,この愛すべき地球とその天界は,最も価値のある果実や装飾を永遠に摘み取られていくのです。
私たち全員は,大気界が,地球が何百年も生み出した天使全員を収容できるだけ十分に広大であることを知っています!
私はあなたたち主上神や最も賢き主神たちに訴えます。この花嫁花婿は,精霊界の神々の物語に騙されているのではありませんか?
結婚式の行進や演出に騙されているのではありませんか?
火の船や,元帥,ラッパ隊,音楽,上位神の威儀や華麗さに騙されているのではありませんか?
ご覧なさい,私たちには,この全ての栄光を考えてくれる御方,主上神がいます。彼には遠く離れた天界の代わりに,彼の下に舞い込んでくれるような華麗な天界を持つべきです」
この反乱に与する動機として,女主神アスタロスの主張が最も理解できる内容であったため,考察します。
ジェホヴィの花嫁花婿と,地球とその天界で暮らす天使たちについて
創造主ジェホヴィは,大宇宙に数多くの地球を創造し,地球という土壌で数多くの霊魂を生み出し,育て,優れた霊魂は花嫁花婿として上天に迎え入れました。
しかし花嫁花婿に迎えられなかった霊魂は,地球に留まり続けました。アスタロスはこの状況を,「この愛すべき地球とその天界は,最も価値のある果実や装飾を永遠に摘み取られていく」と表現したわけです。
この世界を創成した創造主の立場から見れば,地球は優れた霊魂を生み出すためのシステムですが,地球生まれの人々から見たら,優れた霊魂が巣立ってしまい,残されるのは優秀でない霊魂(天使)だけという状況に我慢ならなかったわけです。
アスタロスは,自分が生まれた地球を愛しており,この地球から優れた霊魂が花嫁花婿として巣立ってしまうのを残念に思っていました。そのため「彼には遠く離れた天界の代わりに,彼の下に舞い込んでくれるような華麗な天界を持つべき」と訴えたわけです。
どのように生きるのが正解なのか?
創造主ジェホヴィの意図は「全ての霊魂は上天を目指す」ことにあります。そのためには「光の強度」を高める必要があります。
光の強度が高い霊魂は,地球から巣立ってしまいます。そのため,地球で生まれ,地球で育ち,地球に愛着を持つアスタロスから見て,地球から優秀な天使(霊魂)が飛び立ってしまうのが残念でならないという気持ちは分からなくもありません。
それでも,成長こそが時間を進めることができる『無限の時間』の中で,ある程度成長してしまった霊魂は次のステージ(上天)を目指していかないと,時間が停滞してしまいます。
成長,つまり「光の強度」を高め続けることを常に意識して生きるのが,『無限の時間』の中では正解なのだと思います。
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