【OAHSPE考察】宇宙の起源(創造主)について

宇宙の起源の謎

 現在,私たちが暮らしている世界は「実体界(corporreal worlds)」と呼ばれ,そこには広大な宇宙があり,私たちはその中の「太陽系」と呼ばれる惑星群の一つ「地球」という星で暮らしています。
 実体界とは「目に見える世界」のことを指していますが,「目に見える世界」があるということは,当然ながら「目に見えない世界」もあり,その世界は「霊界(Es Worlds)」と呼ばれています。この「霊界」は実体界の人間が干渉できる世界「大気界(atmosphere Worlds)」と,実体界の人間には干渉できない世界「精霊界(etherea Worlds)」が広がっています。
 宇宙は膨張しているとも言われており,宇宙の始まりは「ビッグバン」と呼ばれる大爆発から始まったと言われていますが,仮にそういった大爆発があったとして,その爆発はどこから生まれたのでしょうか?
 火種は種がなければ火が付きません。何もないところでは爆発は起きません。
 無から有は絶対に生じないのです。それでは「ビッグバン」と呼ばれる大爆発はどこから生じたのでしょうか?

宇宙は何処から生まれたのか?

 この世界の大前提として,絶対に「無」から「有」は生じません。0は何をやっても0なのです。
 この宇宙を創造した「ビッグバン」なる大爆発があったとして,その大爆発を引き起こしたのは「無」ではなく「有」の世界です。
 ではその「有」の世界は何処から生まれたのでしょうか?
 その謎を解く鍵は「創造主」という存在であり,OAHSPEの第20書に手掛かりがあると考えています。

オーマズドは良い創造物を創造しました。
最初に創造したのは,『目に見えないもの』と『void』から土と水,不動のものfirm thingsでした。
2番目に創造したのは,『天界の光』とどこにでもある暑さheat寒さcoldです。
3番目に創造したのは,全ての生きる動物,魚,鳥でした。
4番目に創造したのは,人間の男女でした。

【OAHSPE-20】Book of God’s Word(神の言葉の書) 11章-2

 引用した部分には『無』とありますが,これは「void」という単語で表現されています。「nothing」ではない点が重要であり,敢えて日本語で表現するならば「虚無」だと思います。それは「この世界は最初から『虚無(void)』」という『有』の世界があった」という解釈です。
 0から1は絶対に生まれません。それならば,最初から「1」,つまりOAHSPEでいう「虚無(void)」の世界が存在しており,その世界で最初に目覚めた(=自我を持った)存在が「創造主」でした。
 創造主は世界そのものです。世界は創造主が自我を持った瞬間から始まったのだと考えます。それがいつからなのかは分かりません。そもそも始点があったのかさえも分かりません。
 それがこの世界であり,世界は決して消滅しない理由なのだと考えます。

無限世界と有限世界について

 世界は最初から存在していました。0から生まれたのではなく。
 しかし世界が機能し始めたのは,創造主が目覚めた(=自我を持った)時でした。
 創造主は最初に目覚めた時,「目に見えない世界」と「目に見える世界」を創造しました。目に見えない世界は創造主が暮らす世界そのものであり,目に見える世界は「目に見えない世界」を有形にしたものです。目に見えない世界は無限の時間軸の世界であり,想像の世界です。つまり何でもできるということです。しかし想像の世界だけでは何も生まれません。想像の世界(何でもできる世界)だと,何も生み出す必要がないからです。
 そのため「目に見える世界」つまり有形の世界,有限の時間軸の世界が生まれました。時間が有限だと,限られた時間をどのように有効活用するのかが問われます。それが成長となります。
 宇宙はその「目に見える世界」の中で生まれました。但しこの宇宙は最初の「目に見えない世界」と同様にほぼ無限に近い時間軸を持っています。宇宙は惑星や星,太陽といった他の創造物を収納する器だからです。
 惑星や星,太陽といった他の創造物は有限の時間軸の中にいます。その中で暮らす人間たちは,有限の時間の中であらゆることを考え,学び,成長していきます。

創造主とは?

 創造主とはこの世界で最初に自我を持ち,現在の世界を創造した唯一の最高神です。創造主の目的は,最初の「虚無」の世界に対していろどりを加えることだと考えます。
 創造主が最初に目覚めた時,そこには何もありませんでした。その世界で,何をすればよいのか分からずにいました。その世界で最初に「目に見えない世界」を創造したと言いますが,それも答えが決まっていたわけではなく,自分の自我を表現する世界を創造しただけではないかと考えます。その世界が「心」の住処なのだと思います。(OAHSPE-3-1章-3に「私は全ての精神体soulです。目に見える全てのものは『私自身My person』であり,私の体です」とあります)

 次に有形の世界(OAHSPEの引用した部分では「土と水,不動のもの」)が創造されます。心の中で想像したものを表現したものです。
 次に「光」をもたらし,生物を創造し,地球上の全ての生物の長として人間(男女)を創造したと言います。(OAHSPE-3-1章-7に「地球上で暮らす全ての生物の長として,私は人間を創造しました。」とあります)
 人間は創造主と同じく「心」を持った存在です。十人十色という言葉があるように,「心」は人間の数だけ存在し,一つとて同じものはありません。それが個性となります。

 地球誕生後,生命体が生まれ,人間が創造された時,同時に「心(精神体)」も人間の肉体に宿されましたが,人間が創造されたばかりの初期の頃は,必ずしもその「心」は永遠の存在ではありませんでした。おそらく「自我」が芽生えなかった心は,その肉体が消失した時に同じく消滅したか,もしくは失敗作として消滅させられたのだと考えます。
 しかし生き残った「心」は,実体界で暮らす人間の死後,天界に昇り,そこで浄化されます。人格として「善(=光)」が強い「心(=精神体)」は世界の守護者たる「神」の候補として次なる世界に昇天し,それに相応しくなければもう一度実体界に戻され,やり直しとなります。
 実体界に捉われた人間の心は「悪魔」と呼ばれる存在になります。悪魔に堕ちる要素はテトラクトと呼ばれ,この世界における罪となります。
 個人的には,修行僧のように定められた環境で功徳を積む方法が最も「善心」を高めるのに効果的なのだと思います。但し最近はよく分からない道場(創造主とは無縁の宗教が開祖となった修行場)が多いので,騙されないようにしないといけません。怪しげな道場を信奉するぐらいならば,まだ世俗で謙虚に暮らした方がましなのかもしれません。
 こうして功徳を積んだ現世の人間が死後の世界で「神」候補として認められれば,「創造主ジェホヴィの花嫁花婿」として次なる世界に昇天し,この世界の守護者たる「神」への道を踏み出すことができます。
 そういった人々を創造することが創造主のもう一つの目的なのだと思います。何もない世界で目覚めた創造主が,自分と同格の存在を創造し,共に語らい合うこと,それが創造主の願いなのだと思います。


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