【OAHSPE考察】歴史を探究する意義について

天界の図書館に「歴史の答え」があるのに,どうして歴史を探究するのかと疑問に思ったことはありませんか?

天界には「天界の図書館」があると言います。『OAHSPE』にもその存在が語られています。
天界の図書館は,上天,下天の各所にあり,例えば地球に降臨した神々が調査した結果を記録したり,現世の人間が死んで昇天する際,天使(アシャール)がその記録を取り出して天使アサフに手渡し,それが主神に届けられ,下天の天界の図書館に保管されます。

現世の歴史学者が血眼になって歴史を語っていますが,実は死後の世界(天界)にその答えは存在するわけです。
そう考えると,現世で歴史学者が血眼になって歴史を研究(探究)している意義は何処にあるのかと思いませんか?

古来から歴史の研究者が数多くいるのに,どうして「真の歴史」に辿り着けないのか?

現世で歴史を研究(探究)する場合,遺跡,遺物といった1次資料や,それをもとにした文献などの2次資料を使用して,歴史を綴っていきます。
しかし1次資料は事実を伝えていても情報が足りず,2次資料は情報が多くても嘘が混じっている可能性があります。そして最大の問題点は,2次資料の取り扱い次第では,誤った歴史を信じてしまうことになる点です。
例えば,高名な学者が遺した嘘の手紙(2次資料)を後世の学者が信じた場合,誤った歴史(偽の歴史)が出来上がります。その学者が権威ある人物だった場合,誤った歴史が「是」となり,今度はそれを土台として別の学者が掘り下げて行きます。これに政治的な思惑が加わると,誤った歴史(偽の歴史)は公的に認められ,「正史」となります。

もっと最悪なことがあります。こんな下らない歴史が学校の教材となり,試験勉強という名の下に覚え込まされるわけです。これの最悪なことは,正しく「偽の歴史」を刷り込まされることです。
そもそも試験とは「回答者が出題者の意図に沿っているかを確認する行為」であり,試験勉強とは「出題者の意図に沿うために努力すること」です。
偽の歴史なのに,その歴史を覚える行為に何の意味があるのでしょうか?
しかし,現世ではその行為をしないと昇進できなかったり,まともな学問を受けられなかったりするわけです。
こうした誤った歴史が何をもたらすのか?
誤った歴史は,誤った思想を育み,世界を混乱に陥れます。第二次世界大戦のホロコーストのように,誤った歴史を受け付けられた人々が極端な行為に走り,世界は混乱していくわけです。
「真の歴史」も知らない学者が意気揚々と語った「偽の歴史」が,実は世界を混乱に陥れる行為にもなりうるのです。そんな研究に何故,熱を入れるのか?
天界には「真の歴史(答え)」があるのに,世界を混乱に陥れる「偽の歴史」を研究する輩に投資しているわけです。これほど無駄なことはありません。

どうすれば「真の歴史」に辿り着けるのか?

この問題を解決しようとするならば,天界の図書館の知識を持ち帰るしかありません。
ではどうやって持ち帰ればよいのでしょうか?

現世の人間は,現世の肉体が活動停止(死)を迎えると,現世のしがらみがなく無事に第1の復活を終えると天界に行きます。天界には「天界の図書館」があり,過去の歴史も閲覧できます。
死後の世界にも,現世の記憶は維持されます。つまり現世の歴史は死後の世界で答え合わせができるわけです。
問題は第2の復活を迎えると,つまり現世に転生すると,天界で得た知識は全て消去されてしまうことです。
その結果,現世で蔓延はびこる「偽の歴史」を必死に修得しなければならなくなります。
現世にいながら天界の図書館を閲覧するか,もしくは天界の住人(天使)からその情報を入手する方法がありますが,そのためにはスイスSu’isの能力に目覚めるしかありません。しかしその能力が目覚めて図書館の情報を入手できたとしても,それが正しいとどうやって証明するのか,という問題があります。
スイスSu’isの能力に目覚めた人間が正しいことを言っているとは限らないからです。(【OAHSPE-格言】悪意の本質について
結局,天界の図書館の情報を現世の人間が活用するのは,思った以上に困難なのです。

人の身で「真の歴史」に辿り着く方法について

天界の図書館の情報を入手するのも,入手しても活用するのが困難だとしても,これで諦めてしまってよいのでしょうか?
ここで諦めてしまうと,この世界に誤った歴史(偽の歴史)が蔓延ったままになります。ダーウィンの進化論を未だに信じている人々がいるわけです。
人間は猿から進化?
神々が聞いたらどう思うでしょうか?

「真の歴史」を探るための方法を,この現世で確立する必要があります。権威ある学者が必ずしも正しいことを言っているとは限りません。権威なき者が間違ったことを言っているとは限りません。
少なくとも,現世での生命活動が停止(死)し天界に行けば,天界の図書館で「真の歴史」を知ることができるのです。
それならば政治の事情や権威ある学者などとは関係なく,自分が「真の歴史」だと信じるものを探求し,死んだときに答え合わせする方が,まだ有意義だと思います。

例えばパン大陸の水没。
パン大陸の存在自体,現世ではその証拠は見つかっていません。神々の奇跡の書である『OAHSPE』には何度となくその記述が綴られていますが,現世での証拠がないから信じ切れないわけです。
他にもあります。ザラツゥストラの伝記です。
ゾロアスター教は紀元前1,000年頃の創設だと言われているため,創始者のザラツゥストラも同時代の人物ということになりますが,『OAHSPE』ではザラツゥストラは神フラガパッティの昇天と時を同じくして亡くなっています。神フラガパッティの降臨は紀元前7,000年頃と推定しています。
さらにゾロアスター教の聖典『アヴェスタ』は,ザラツゥストラを導いた神イフアマズダの名を騙ったアフラにより改竄されていることです。(どのように改竄しているのかは「OAHSPE考察2:ゾロアスター教について」を参照)

奇跡の書『OAHSPE』の記述と,現在伝わっている歴史が食い違っている場合,どのように「真の歴史」を検証していけばよいと思いますか?
私は「仮説検証法」が有効だと考えています。
『OAHSPE』は神の奇跡によって生まれた本であるため,そこに記載されている内容も正しいと「仮定」します。
パン大陸の記述も正しいと仮定します。ザラツゥストラの伝記も正しいと仮定します。その他の記述も全て正しいと仮定します。
その上で,他の伝承や記録などの2次資料,遺物や遺跡などの1次資料と照合し,その真偽を判定し,誤りがないかを検証していきます。

ザラツゥストラの事績についてもそうです。
最近はイスタのイヒン人について思索を進めています。(興味のある方は「OAHSPE考察3:イスタのイヒン人」をご参照ください)
イスタYistaは『OAHSPE』で日本(Japan)と明記されています。それならばどこかにその痕跡があるはずです。
私はイヒン人が上陸したのは津軽地方ではないかと推測していますが,もしかしたら間違えているのかもしれません。参考にしている2次資料が誤っていたら真実に辿り着けないからです。しかし2次資料が間違えているならば,別の2次資料や1次資料を使えばよく,それ自体に特にこだわりはありません。
本当に重要なのは,現世においてどうすれば「真の歴史」に辿り着けるのかを試行錯誤することだと思います。

「真の歴史」を現世で探究する意義について

現世で「真の歴史」に辿り着くために,様々な検証方法を試しながら考察を進めていき,自分なりの「真の歴史」を編み出したとします。
その歴史の真偽は,少なくとも死後の世界(天界)の図書館で答え合わせできます。
その結果が正しければ,何も問題ありません。
仮に結果が間違っていれば,何が間違えていたのかを考察し,その結果を現世の人々に伝え,新たな方法を試してもらえばよいわけです。

これが現世において「真の歴史」を探究する意義です。

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