【OAHSPE考察】第2の復活(転生)とは何か?

現世で亡くなった人間の霊魂の『記憶』は残るのに,転生する時に何故消去されるのか?

 OAHSPEでは,現世の人間が亡くなると通常であれば3日間は現世に留まり,4日目に天使アサフの手でその霊魂は天界へと送られます。この時,その霊魂の記憶(つまり現世における記憶)は保持されたままであり,天界ではその時の自我が残った状態で暮らすことになり,これが「第1の復活」と呼ばれる事象になります。
 ところが天界では,霊魂に対する教育や浄化が行われた後,再び現世に転生(「第2の復活」)することになりますが,この時,霊魂の記憶は消去リセットされます。
 ここで疑問に思うのは,何故,現世に転生する時に記憶が消去されるのか,という点です。前世の記憶を残しておいた方が「経験」が蓄積される分,前回よりもずっとうまく立ち回れるからです。

 ここで思い至った仮説は,この現世は「人格」を創造するための製造機ではないか,ということです。
 現世を生き,そして死んでいく「人の一生(生涯)」を通して人間は人格や哲学,性格を形成していきます。それは死後の世界でも保持され,素晴らしい人格が形成されればそのまま上天への昇天(第3の復活)を果たすことができ,その人格のまま神へと至ることも可能です。
 逆に現世で,他者に誇れるような人格や性格を形成できなかった場合,天界で霊魂の浄化や再教育を経た後,現世への転生(第2の復活)が行われますが,この時,記憶が消去されるのは,もう一度,新たな人格や性格を形成するために「やり直す」ためです。
 俗にいう「ガチャ」のようなものです。何度も何度も霊魂を転生させて,その都度,記憶を消去し,素晴らしい人格が形成されるまでそれを繰り返す,これが「転生」の目的なのだと思います。

この現世でどのように生きるのが正しいのか?

 上述の通りだとすれば,この現世での目的は,第3の復活に適した人格を製造することです。ところが現世が腐敗し,人格形成に適した環境でなければそのような人格を製造することは困難になります。
「悪魔」と呼ばれる存在は,この現世に固執するあまり,テトラクトと呼ばれる悪徳を保持する者を指します。そのような者が跋扈する現世では,到底,現世における目的,つまり素晴らしい人格を宿す霊魂を製造することはできません。
 この現世はどのような世界が望ましいのでしょうか?
 創造主が望むのは,「素晴らしい人格」を形成する世界です。一方で悪魔は「現世での謳歌」を望むため,そのような人格を形成するのは二の次,三の次となります。
 現世を謳歌するあまり,愚かな人格が形成されるのを良しとするのか,それとも死後の世界を見据えて人格形成に励むのがよいのか,このように考えた時,この現世をどのように生きるのが正しいのか,おのずと見えてくるのではないでしょうか?

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