花嫁,花婿について
この大宇宙では,創造主ジェホヴィは数多くの惑星を創造しています。『OAHSPE』でも「コーポ界の地球」といった表現があり,地球以外にも生命が生息する星があることが示唆されています。
こういった生命が存在する星は地球(earth)と呼び,大宇宙では誕生する地球もあれば,死滅する地球もあります。
そこで生息する生命には,神々と同じ姿を象った「人間(man/woman)」がいます。その人間には生まれた時に,コーポ的な肉体に霊魂が宿り,コーポ的な肉体が活動を停止する時にその霊魂は天界に戻ります。
ここで興味深いのは,というよりも当然のことですが,創造主ジェホヴィが最初に宇宙を創り,そこに地球を創造し,地球に人間を誕生させて霊魂を宿らせた際,その霊魂は初期状態であったのだと考えられます。初期状態の霊魂は成長させなければ神は誕生しません。成長させるためには,まず人間として活動していく中で愛,叡智,力などを学んでいく必要があります。そういった学習を経た後,やがて死,つまりコーポ的な肉体が活動を停止した時,その霊魂の成熟度合でジェホヴィに献上できるレベルに育ったかどうかが判断されます。成熟したと判断された霊魂はジェホヴィに献上され,そうでなければ再教育後,地球に戻されます。
ジェホヴィに献上されるレベルにまで成熟した霊魂は「花嫁(Bride),花婿(Bridegroom)」と呼ばれます。
成熟した霊魂は天使となり,さらに成長していくと神へと進化を遂げることもあります。
その最初の第一歩が花嫁花婿であり,神々の目的の一つには,花嫁花婿の収穫があります。
なぜ花嫁,花婿と呼ばれるのか
地球で生まれた霊魂が人間に宿り成長した時,ある程度の成長を遂げると天界(heaven)で暮らすことができるようになります。この状態にまで育った霊魂は創造主ジェホヴィとともに歩むという意味で,地球で人間が気づかないうちに結婚し,やがて下天でも結婚します。(OAHSPE「セタンテスの書」20章-15)
創造主ジェホヴィに嫁ぐ霊魂を,女性ならば花嫁,男性ならば花婿と呼びます。
創造主ジェホヴィに嫁いだ花嫁,花婿は,その後,自分のためではなく,人々や他の多くの事柄に奉仕することになります。(OAHSPE「セタンテスの書」20章-16)
花嫁,花婿の階級
花嫁花婿としてエーテリアの天界に迎え入れられるには,それなりの階級(rank=成熟度)が必要になります。(OAHSPE「アションの書」9章-34)
地球で最初に花嫁花婿が収穫された時,その階級は92であったといいます。(OAHSPE「アションの書」9章-28)
そこから徐々に階級は下がっていき,第2周期の最後の収穫では,その階級は51にまで下がっていました。(OAHSPE「アションの書」9章-33)
「アションの書」9章28-33に記された収穫量をグラフ化したものを左に掲載します。(アションは第2周期の神です)
1000年目までは良好な状態にありましたが,1000年を境に不作の時期を迎えます。
そして階級を下げて収穫を続けていましたが,2200年目を最後に収穫できなくなりました。
1つの周期は約3000年ですので,このグラフの示す通りに階級が下降を辿ったとすれば,第2周期の最後は,30前後まで階級を下げないと何も収穫できない状況であったことが推測できます。
また2200年を最後に次の収穫はなかったということなので,仮に次の収穫を2400年と予想した時,収穫可能な階級は45前後と予測できます。この階級で天界に住めないということは,天界に住むことができる階級は50以上であったと思われます。
この時代,アトモスフェリア界で天使たちによる戦争が勃発したといいます。(OAHSPE「アションの書」9章-24,25,26)
天使たちの戦争の影響を受けて,コーポ界の人間たちも戦争を繰り広げたといいます。その結果,霊魂の成長が途絶え,50の階級も維持できなくなり花嫁花婿の収穫が途絶えてしまったのだとしたら,戦争は実に愚かな行為だと実感させられます。
この50という階級は,エーテリア界で自由を得られる,または生き残るために必要な最低限の階級といいます。(OAHSPE「セタンテスの書」23章-12)
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