【OAHSPE考察2】ヤスナ第31章(1節-22節)

6節

ハルワタートとアムルタートの真のマンスラを
全知の者として私に語る者,その者に最高の[力]があるでしょう,
すなわちマズダーに,ウォフ・マナフを通じて彼のために増大する力があるでしょう。

『アヴェスタ』ヤスナ第31章 6節
引用:『原典完訳アヴェスタ ゾロアスター教の聖典』訳:野田恵剛 国書刊行会

この節では,ハルワタート(健康を司る神)とアムルタート(不死を司る神)のマンスラ(聖句)を,全知の者(アフラ・マズダー)により下賜され,強大な力を得るという主旨が記されています。

話は少し変わりますが,ゾロアスター教のアフラ・マズダーと東日流三郡誌の荒吐神は共通点が多いと考えています。例えば,荒吐神は全能の神として崇められており,健康や大地など,いろいろな神様を担っています。イェスタのイヒン人が辿り着いた場所として津軽地方を想定していますが,イヒン人が崇めていた創造主(ジェホヴィ)を,偽神アフラによって全能の神「荒吐神」にされたのではないかと考えています。(仮説:荒吐神=偽神アフラについて

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