【OAHSPE考察2】ヤスナ第37章(1節-5節)

1節

このように我らはアフラ・マズダーを祭る。
彼は牛とアシャを創り,
良き水と良き草木を創り,
光明と大地を創り,
すべての良きものを創ったものである,

『アヴェスタ』ヤスナ第37章 1節
引用:『原典完訳アヴェスタ ゾロアスター教の聖典』訳:野田恵剛 国書刊行会

本節は,前章に引き続き,祭祀について記されています。
ゾロアスター教では,牛は「弱者」の象徴として扱われており,その牛を庇護する存在が「神」,すなわちアムシャ・スプンタの神々の役割となっています。
本節はその神々の中で最高神であり,万物を創造したアフラ・マズダーを祭る内容となっています。

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