【OAHSPE考察2】ヤスナ第39章(1節-5節)

1節

ダーウシュ・ルワン(牛の魂)とダーウシュ・タシャン(牛の創造者)を,
このように,今我らは祭る。
さらに我らの魂と家畜の魂を。
その家畜たちは我らを求めんと欲し,
彼らのために人が存在し,
彼らは人のために存在するであろうから。

『アヴェスタ』ヤスナ第39章 1節
引用:『原典完訳アヴェスタ ゾロアスター教の聖典』訳:野田恵剛 国書刊行会

本章は,憐れなる者の象徴である牛を祀っています。
彼らのために人が存在し,彼らは人のために存在するであろうから。
この言葉は家畜と人間の共依存を表現していると考えます。

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