【OAHSPE考察2】ヤスナ第39章(1節-5節)

2節

そして害のない野生の生き物たちの魂を我らは祭る。
さらに義者たちの魂を我らは祭る,
どこで生まれた男女であれ,
彼らの良き信仰は,
今勝利し,いつか勝利し,これまで勝利したのである。

『アヴェスタ』ヤスナ第39章 2節
引用:『原典完訳アヴェスタ ゾロアスター教の聖典』訳:野田恵剛 国書刊行会

本節では,他の家畜(無害)に対する祭祀を述べています。
「どこで生まれた男女であれ」
これは「野生の生き物」のオスメスを指しており,「どこで」は『人間または獣』を指しているのではないかと考えます。
それ故に「害のない」という1行目の表現があり,無害(=良き信仰)であれば「獣」であっても勝利すると言っています。

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