【OAHSPE考察2】ヤスナ第43章(1節-16節)

12節

「先見をもってあなたはアシャに達するでしょう」とあなたが私に言ったとき,
あなたは私に背くことのできない[命令]を与えました。
スラオシャが,富を分け与えるアシに伴われて,
–彼女は戦う双方に力の報酬を分け与えるのですが–
私のもとへ来る前に,立ち上がらせて下さい。

『アヴェスタ』ヤスナ第43章 12節
引用:『原典完訳アヴェスタ ゾロアスター教の聖典』訳:野田恵剛 国書刊行会

本節は,前節の続きとなります。
1行目の「先見をもってあなたはアシャに達する」とは,これから先,何が起きるのかを先に知ること(=先見)で道を踏み外さなくなるため,アシャ(=正義)を得られる,ということを言っています。
しかし2行目,「背くことのできない」誓約,つまり先見の力と引き換えに,アフラ・マズダーとの誓約を交わすことが記されています。

OAHSPEによれば,アフラは予言者を人造するため,いくつもの実験を行ったと言います。

アフラの使者たちは混血の中から預言者や予見者を作り出そうと,何千もの実験を彼らに試みました。
ジェホヴィは,幼児の前葉front brainを圧迫することでスイスの能力が得られることを彼らアフラの使者たちに発見させました。幼児は板に縛り付けられ,頭を偏平になるようにもう1つの板を前額に押し付けて縛り付けました。
毎日,頭の板を新しいのに取り替えて,実体コーポ界の判断をつかさどる前葉が平になるまで強さを増しながら縛り付けていき,ついには頭頂部の脳が光の領域を認識するまでに高められたのです。

こうしてアフラは予言者や予見者を育て上げ,彼にとって喜ばしい道具となりました。
彼は何万人もの天使を地球の管区に送り込み,このことを定命の者たちに教え,天界と地球を自分の王国に帰属させるという壮大な計画のいしずえとしたのでした。

OAHSPE-21『真神の書』11章-22,23

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