【OAHSPE-格言】コスモンの時代における信仰の在り方について

【解説】

この引用部分は，神フラガパッティがイプセオジーの神ハパチャの下もとを訪れた際に語った言葉です。
科学技術が発展していない時代，人々は何の根拠もないのに，信じたり信じなかったりしました。ところが科学技術が発展してくると，未知だった部分も科学の裏付けが得られるようになりました。
現在，科学で裏付けされている事柄を無視して話を進めると，信憑性がないとか，荒唐無稽と切り捨てられます。
コスモンとは，実体コーポと霊スピリチュアル体が融合された状況を指します。科学技術が発達する前は，霊的な感覚を何の根拠もなく信じたりしていました。例えば，雷は何故生じるのか，という質問に対して，現代人であれば科学的に説明できますが，科学が発達する前であれば，「神の怒り」と言われれば信じる者も多かったことでしょう。
しかし科学技術が発達した現代であれば，証拠を揃えた上で信用に足る内容なのかを吟味することをここでは説いています。

科学の力をどこまで信用するか，という問題があります。科学技術が発展した現代でも，まだ解明されていない事象は山のようにあります。そのため科学の裏付けが取れない場合，信用に値しないとは一概に言い切れません。
科学の裏付けがなくても，証拠がなくても，時には直感で信用に値するか否かを判断する場合もあります。
コスモンの時代とは，それができるようになる時代のことだと思います。

例えば『OAHSPE』では人間には決して見ることができない『死後の世界』が描かれています。この世界を科学の力で解明しようとしても，たぶん無理です。なぜなら実体コーポ界は霊エス界に干渉することはできないからです。それでも目に見えない世界を信じるには，霊的な感性を高めていく必要があるのだと思います。科学技術を受け入れつつ，霊的な感性も高めていくことが，コスモンの時代に適合するための条件なのだと考えます。