【OAHSPE-格言】信仰者が真実を唱えなくても,それで善行が促進されれば問題はない

ブラフマは昼は説法を行い,彼の息子たちもまた説法と解説を行いました。
ホグだけは不信仰を貫いていたので,大衆の前で口を開こうとはしませんでした。
彼は心の中でこう言いました。
「彼らが言っていることは真実なのかもしれません。もしも真実であれば,それは良いことです。もしも真実でなくても,大衆はそのことを信じて正義と善行を実行します」

神はブラフマに言いました。
「さあ行って,あなたの言葉に耳を傾ける全ての人々に私の福音を説法して差し上げなさい。そしてあなたに従う全ての者たちに自由を宣言しなさい。
私は最後まであなたと共にいます。あなたは妻のユティヴ,末子のホグも含めた全員の息子を連れていきなさい」
ブラフマは昼は説法を行い,夜は死者の霊魂を披露しました。しかし選ばれし者には早朝の暁の時に,『あらゆる光All Light』がブラフマに憑依して語りました。
彼の息子たちもまた説法と解説を行いました。
ユティヴは自分が息子たちを身籠った時のことを全ての女性たちに説明しました。
ホグだけは説法しませんでした。彼は不信仰を貫いていたので,大衆の前で口を開こうとはしませんでした。
彼は心の中でこう言いました。
彼らが言っていることは真実なのかもしれません。もしも真実であれば,それは良いことです。もしも真実でなくても,大衆はそのことを信じて正義と善行を実行します。
私のあらゆる哲学を持ってしても,私は大衆を正義へと導けません。しかし私の父は彼らを羊の群れのように仕立て上げることができます。彼らは悪事をめて,良い交流が行えます。
だから私は最後まで父の傍にあるつもりです」

OAHSPE-23『神の第1の書』20章-2,3

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