【OAHSPE-格言】地獄の業火から逃れる方法について

【解説】

ジャフェスのネキロの町の王アヴォーサはザラツゥストラと対談後，ザラツゥストラに刃やいばを向けますが，神イフアマズダの加護により返り討ちに遭い，自害します。ところがザラツゥストラはアヴォーサ王を蘇生します。
この間，アヴォーサ王は死後の世界で地獄の業火に包まれていました。
今回引用したのは，蘇生後，アヴォーサ王が地獄の業火から逃れるにはどうすればよいのかと質問した箇所になります。

罪を犯した者であれば，特にその思いは強くなります。ここで神イフアマズダは「そのようなことは考えるべきではない」と答えます。

他人のために尽くすこと。

それだけが地獄から逃れられる可能性を持つ，唯一の方法なのだとここでは言っています。
少しでも他人に優しくなり，他人のために振る舞えることが大事なのだと思いました。