【OAHSPE-格言】女神の愛について

【解説】

紀元前22,000年，現在の太平洋にあったワガ大陸は，闇落ちした人間や天使の巣窟となっており，当時地球の神ネフはこの状況を何度も変えようと試みましたが変えられなかったため，創造主ジェホヴィは，地球が航海中であった『ノエ弧』を統治していた神アフに地球の救済を命じました。
この時，創造主ジェホヴィはワガ大陸を滅ぼすと決めており，その場合に生まれるであろう多くの死者の霊魂に対する後処理について語った内容が今回引用した部分です。

ワガ大陸（パン大陸）の水没後，そこで暮らしていた人間たちは溺死することになります。『OAHSPE』では，人々に意思を強要することを好ましく思っていないため，これはやむを得ない措置であったとしても望ましい結果ではありませんでした。
それでも「堕落した世界における不幸」よりも良いと判断したわけです。
それは闇の中で「本来受け取れたはずの褒美」が受け取れるようになるからです。その「褒美」とは，霊魂としての成長です。

人間は何故，現世と下天を転生しているかと言えば，霊魂の成長のためです。何度も転生し，霊魂として経験を積ませ，成長し，いつかは第3の復活を経て上天に迎えられるようになるためです。
この現世に悪が存在するのは，その悪に打ち勝つための叡智を磨くためです。
この現世で愛を学び，叡智を学び，実行する力を学ぶことが，この現世で生を享けた目的なのだと考えます。

この現世は本来，人間が精神的に成長するための『教練の場』だと考えています。悪も成長のために不可欠なのですが，悪が勝ち過ぎては本来の目的に合いません。善と悪，光と闇の均衡バランスは常に取り続けなければならず，それも地球を統治する神々の役割の一つなのだと考えます。
その均衡が崩れ，神々の力でさえどうにもならなくなった時，パン大陸の水没のような大惨事が引き起こされるのだと思います。

さて，パン大陸の水没により，そこで暮らしていた人間は溺死し，その霊魂はエスヤンとして天界に回収されました。エスヤンは霊的にひどく弱っていたため，上天から数多くの女神たちが彼らを労いたわりました。