【OAHSPE-格言】悪人とは時間が停まっている人間のことである

オーマズドによって創造された全ての人間もそうなのです。善人は完成されていますが,悪人は未完の作品なのです。

王は言いました。
「私にはこれら全てのことができますが,たった1つできないことがあります。それはオーマズドを信仰することです。
もしもオーマズドが1人の人間であり,この世の全てを創造したのだとしたら,彼は善と同様に悪の根源ではないのですか?
もしもオーマズドがこれまでに悪を創造するか,もしくはそれが創造物に入り込ませた無能者であれば,彼は今後も,死後の世界でさえもそうするのではありませんか?」
イフアマズダは言いました。
「ある陶芸家が半分の壺を作ったとします。あなたはそれを悪い壺だと言いますか?
いいえ,それはまだ完成していないのです。
オーマズドによって創造された全ての人間もそうなのです。善人は完成されていますが,悪人は未完の作品なのです。
しかし創造主は人間に知識を与えました。それは人間に自分がまだ完成していない状態にあることを分からせるためです。
創造主は,人間が自分を完成させるための一助とするべく,人間に力と判断を与えました。これによりオーマズドの創造物は栄光を共有できるのです。これを実行できる人間は既に地獄の炎から逃れることに成功していますが,それが実行できない者には逃れることはできません」

OAHSPE-20『神の言葉の書』26章-3,4

コメント