【解説】
人間が,地球上の他の動物,生命体と異なる点は『OAHSPE』によれば,この世に生を享けた時,本能の部分が「空白か否か」にあると言います。
この部分が重要で,この空白の部分が「成長の余地」ということになります。
そのため人間は他の動物であれば備わっている本能が赤ん坊の頃にはないため,例えば生まれてから何年も歩くことさえできません。しかしそれは「無から学ぶこと」のために必要なことだと考えれば,子供の時にどれだけのことを学べるのかが重要なのだと思います。
大人になり「成長の余地」が少なくなれば,次第に学べる量は少なくなります。子供の時はもっと覚えられたのに,と思うことが多々ありますが,そういうことなのかもしれません。その代わりに大人には経験があります。その経験は「成長」の結果なのだと思います。今度はその経験で果実を得ていくのが大人の特権なのかもしれません。
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