「人間は永遠に成長し続けられる」という部分について。
『OAHSPE』では,動物は死後,霊魂は復活しないのに対して,人間だけは何度でも復活すると説きます。(OAHSPE-19『フラガパッティの書』21章-14-19)
今,私たちが考えたり想ったり,心のうちに抱く喜怒哀楽の感情は,肉体のどこから来るのか誰にも解明されていません。こういった意志や感情,記憶はどこから生まれ,どこに蓄えられるのでしょうか?脳ではないと思います。なぜなら肉体は健全なのに意識がない「脳死」という状態があるからです。脳が意志や感情,記憶を持っているとしたら,肉体が健全であれば目を覚ますはずだからです。目を覚まさないのは,そういった情報を格納する場所が肉体以外,つまり目に見えない場所(=『OAHSPE』ではエスの世界(=霊界))にある可能性が高いと考えます。
もちろん,霊界や霊魂について実体界の人間が理解したり目にしたりすることはできないと思います。こういった世界については,目に見ることができなくても考察したり実証しながら理解を深めるしかないと思います。ただ,霊界や霊魂が存在すると仮定した場合,今生きている世界で学んだことは肉体は滅んでも霊魂は残るので,そこに蓄えられたものは死後の世界にも引き継がれるはずであり,冒頭の「永遠に成長し続けられる」というのは理論的には可能なのだと考えます。
「霊魂は不滅で,ここで学んだことは死後の世界にも継続される」というのを信じるのであれば,今生で体験するあらゆる感情や,いろいろな知識,応用力は,自分の霊魂を成長させることに繋がり,延ひいては次の転生に活かされるのだと思います。その視点に立つ場合,人間は現世の死の直前まで学び成長し続けなければいけないのかも知れません。
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