【OAHSPE-格言】星の声

【解説】

紀元前22,000年頃,地球は闇の人間に溢れており,当時の地球の神ネフは創造主ジェホヴィに救援を仰ぎました。
ちょうど地球はノエ弧を航行中であり,その地を統治していた神アフに地球救済を依頼しました。
引用した部分は,創造主ジェホヴィが地球救済を命じるために全宇宙のオリアン長に対して宣言した言葉の一部です。

当時の地球の闇落ちした人間で溢れていましたが,この大宇宙の中心にある創造主の御座所(涅槃)からもたらされる光が届きにくくなる期間(ダン),その星にいる神や天使はもとより,そこで暮らす定命の人間さえも光を見失い,闇堕ちしていきます。
そもそも闇堕ちさせないようにするのであれば,この世から闇を失くせばよいのですが,しかしこの世は闇があるからこそ光が際立ち,その先を目指そうとして成長する『成長に不可欠な要素』であるため,欠かせない存在となります。
しかし光と闇,どちらを目指すべきかと言えば,当然ながら「光」であり,光が『主』であれば闇は『従』という立場にあるわけです。この逆転現象は決してあってはいけないわけです。

ダンの期間,光は届きにくくなるため,人々の心は次々と闇に蝕まれていきます。それでも自分が進むべき道を見失わずにいるのは,創造主に対する「信仰」もしくは自分の判断に対する絶対的な信念(=創造主への「不信仰」)になります。このどちらも持たない者たちが闇の中を彷徨い,中途半端な悪事を働き,この世界を混沌へと陥れていくわけです。

光が届きにくくなる闇の期間,前者の人たち,つまり信仰心を持つ者は何から声を聞けばよいのでしょうか?

どれだけ闇に覆われても,夜の闇に輝く無数の星々には創造主の声が宿っているというのが引用した部分,「太陽や星々は私の言葉」に繋がってくるわけです。

古代より人間は太陽や各惑星を見ながら未来を予知しようとしていました。古代人は太陽,月以外に,水星,金星,火星,木星,土星をもとに占星術を構築しており,特に古代インドの占星術(マハリシ・ジョーティシュ)ではそれ以外にラーフ,ケートゥという謎の惑星も含めて未来を占っています。
宇宙を知らない人間にこういった惑星という存在は知りようはずもないので,占星術は神々よりもたらされた知識であり技術だと思われます。

現在の私たちも「占いは信じられない」と言いながらも,それでも縋ってしまうのはそこに「声」があると信じるからだと思います。
先行きに不安を感じたり,何かに悩んでいる場合,星の声を聞くことも一つの解決策なのかもしれません。

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