【OAHSPE-格言】正しい信仰について

【解説】

日本は非常に不思議な国だと思います。まず挙げられるのが「宗教」に対する信仰心があまり強くない点です。その原因が，かつてアフラマズダが世界で猛威を振るい，日本で信仰者が虐殺された時，日本の悲劇を嘆いた地球の神が日本の地から信仰心を根付かせなくしたといい，OAHSPEには次のように記されています。
「神は日本やヘレステに拠点を作らせず，どちらの国やその国に所属する天界にも，神や主神を据える十分な力を持たせませんでした」（OAHSPE-21『真神の書』16章-12）
その結果，古代日本では「八百万やおよろずの神」という様々な神が誕生しましたが，どの神も強大な力を持つことはなく，キリスト教が西洋から伝播しても全国民が取り込まれることもなく，12月にクリスマスを祝ったかと思えば年明けには神社で初詣に出向くなど，節操がないように思われても仕方のない宗教観だと思います。
しかし初めから日本には神が根付く土壌がなかったとすれば，それも仕方がないのだと思います。

その日本で暮らしていく中で「信仰心」を持つことは，恐らく可能です。しかしそれを流布するのは恐らく無理です。そして死者の世界を正しく理解し，その上で崇めるべき主を正しく崇め，信仰することが必要であり，他人のためでなく，自分のために信仰心を抱くことが大切なのだと思います。
実は日本でそれを貫くのは非常に困難なことです。なぜなら日本は宗教に対する概念が希薄だからです。同調圧力が掛かりにくい分，信仰心を強く持っていなければすぐに薄れてしまいます。

「私を信じるということは，私と一つになることです。
私への信仰心を欠くということは，私から遠く離れることです」

「私」とは，この世界を創造した創造主を指します。長い歴史の中で創造主を騙る神や人間はいますが，そういった者たちではなく，真の創造主を指します。そして日本では特に，自分のために創造主に対する信仰心を持ち続けることが大切なことなのだと思います。