【OAHSPE-格言】法を作った責任は来世にまで引き継がれる

【解説】

神の法として，「統治者は死ぬ前に全ての法を無効」にできると言います。なぜなら統治者の死後，自分が作った法に拘束されないようにするためです。
但し悪法を制定してしまった場合，その責任は現世だけでなく天界でも問われると言います。その法が原因で霊魂の成長を停滞させてしまったら，死後の世界で自分が成長を遅らせてしまった霊魂の育成を支援しなければいけません。
かつて偽神アフラは，現世の多くの人々から教育の場を奪い，その成長を停滞させました。アフラの王国が滅亡後，アフラは贖罪として，かつての臣民の育成を命じられました。しかしアフラは神と呼ばれるだけの知識があったからこそ，かつての臣民を育てることができました。
大した学問も知識もないのに悪法を作ってしまった人は，どのように贖罪をするのでしょうか？

為政者を目指す人は，自分が人々を導く立場であり，それが導けなかった場合，死後の世界で贖罪しなければならないことを自覚しなければなりません。
何の志もない人が為政者を目指さないことを祈ります。
器量に乏しい人が為政者にならないことを祈ります。