【解説】
神々から「選ばれし民」と呼ばれたイヒン人や,闇の人種ドルク人について主神が語られた一節より引用しています。
まず,この世界は恐らくですが,虚無の世界に創造主が「世界」を創造したことから始まります。そのきっかけはもしかしたら「ビッグバン」とか呼ばれる方法だったのかもしれませんが,元は「虚無」の世界です。コンピュータの世界で言えば,仮想OSをインストールするような感じなのだと思います。
当然ながらそこには誰も住んでいません。そのため創造主はそこを発展させていかなければならず,色々な生命体,惑星,太陽,月を生み出していきました。問題は生命体の成長にあり,創造主と同じ姿をした人間を創った後,そこに『心(=光)』を植え付けましたが,善良なる人間だけだと進化しなかったため,進化するための媒体として『悪』を生み出しました。ここでの「進化」とは光の強度を高めることを言います。
『悪』は光の強度が弱い状態を言います。
私たちが暮らす地球が創造され,そこに最初の人類である「アス人」が生み出された後,この最初の人類を教導するため遣わされた天使は「セム」と呼ばれる物質を使って人間の肉体を作ってそこに憑依し,アス人と暮らしましたが,生命の実と呼ばれるものを食べたことで生殖能力を得て,やがてアス人との間に子供を儲けました。
この子供が次の種族であるイヒン人です。
天使たちは創造主に叱責され,第6世代まで子供たちの面倒を見ることを仰せつかりました。そして大天使セタンテスが地球の最初の神として派遣され,以後,地球は神々が統治する星となりました。
その後も地球には様々な人種が生み出されていきました。その中でも光の強度が低い種族としてドルク人がいます。霊的な感応度が高いほど光の強度は高くなり,逆に低いと「実体的な物を真実」と見る傾向が強まり光の強度が弱くなると言います。これは物欲が強い状態を言い,これが「悪」の根源です。
すべての悪の元凶は物欲,つまり「実体的な物」を占有したいという欲から来るのだと思います。逆に無欲になれば光の強度は増していくのだと考えます。
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