【OAHSPE-格言】現世が辛いと思う時こそ自分の魂を磨かなければならない

【解説】

かつて中東で興ったゾロアスター教の教義は聖典アヴェスタに収録され,現在にまで残っています。
ゾロアスター教が崇める最高神はアフラマズダーと言い,創始者はザラツゥストラと伝えられてきました。
ところがOAHSPEでは,ザラツゥストラは40年の短い生涯を神イフアマズダと共に苦難の道を歩み,神の意志を遂行し,非業の最期を遂げました。(「ゾロアスター教の創始者ザラツゥストラ」)
ザラツゥストラは創造主オーマズドを信奉し,神イフアマズダの教えに沿って生きることを教義とする聖典を編纂し,その聖典を崇める人々はザラツゥストラ人と呼ばれ,やがてゾロアスター教として発展していきました。ところが神イフアマズダの名を騙った偽神アフラマズダーはその聖典を現在の聖典『アヴェスタ』に改竄し,その教義をゆがめました。
それが現在のゾロアスター教です。この教典に創造主オーマズドは存在しません。創造主は偽神アフアマズダーとされ,オーマズドの御名は消されました。

ギリシャ神話でも名が知られる最高神ゼウスも,創造主ジェホヴィの名を地球から消し去った一人です。ゼウスは各地の神々と協力し,この地上から創造主の御名を搔き消して,自らが地上における最高神として君臨し,この地球に戦争を引き起こし血に染めていきました。

このように見ていくと確かに「唯一神を信仰する者たちの運命は過酷なもの」というのは分かります。
では何故に偽神アフラマズダーや偽神ゼウス(デユス)は創造主ジェホヴィを目の敵にするのでしょうか?
それは地球から飛び立てないからです。
この世界の霊魂には『階級』があり,それは光の強度で表されます。光とは,善良な心の強さです。愛,叡智,力,この三つが揃って善行はさらに強まります。
三位一体とは,この三つはどれか一つでも欠くことのできない愛,叡智,力の揃い踏みのことを言います。
これが光の根源であり,この光の強さが『階級』となります。
そして『階級』が高くなると光を操れるようになり,霊気(エーテethe)を自在に練れるようになります。その練度が神々の強さになります。
地球上の人間でも,練度を高めれば霊気を操れるようになるとは思いますが,それには霊魂の『階級』を高める必要があります。霊気が操れなくても,霊魂の階級が高まれば,地球の外にある上天に行くことができます。それには霊魂の階級を50以上にまで高める必要があると言われています。
逆に霊魂の階級が50以下の場合,上天に行くことはできません。何故なら,霊魂の階級が低いと上天での生活に耐えられないからです。
悪行を積み重ねると,当然ながら霊魂の階級は低いです。上天に行くことはできず,地球に常にとどまらざるを得ません。そうすると地球から外宇宙に飛び立てなくなります。
地球を飛び立てない彼らは地球を繁栄させようと躍起になります。当然ながらそれは創造主ジェホヴィの意に反しています。何故なら,地球という星はいずれ亡ぶからです。いずれ亡ぶ地球を繁栄させるのに尽力してもその努力は意味をなさなくなるからです。それよりも不滅の霊魂の階級を高めていく方が良いのです。
しかし地球から飛び立てない彼らは地球こそが愛する星であり,だからこそ「ジェホヴィの花嫁花婿」として地球から優秀な人材を上天に引き抜いていく創造主ジェホヴィが憎くてたまらないわけです。
そのためこの地上で創造主ジェホヴィを信仰する者たちを目の敵にします。

もう一人の悪神(キリストChrist)が来て,私の息子,娘たちを打ちのめし破壊し,この地を純粋なる血で染めます

この言葉は,アメリカ大陸で暮らしていた原住民(インディア)を,侵攻してきたスペイン人や欧州人が駆逐してきた歴史を予言したものです。インディアは創造主イゴクィムを信奉していましたが,西洋で生まれたキリスト教徒に弾劾され,住処を追われます。

この地球上で争いが絶えない理由は,霊魂の階級が低いからです。霊魂の階級を高められないから上天に行けず,いつまでも地球に留まらざるを得ないからです。
この地球での暮らしが辛いと思うのであれば,霊魂の階級を高めていくしかありません。善行を重ね,愛,叡智,力を三位一体として鍛え,自分の魂(霊魂)を磨くしかありません。

死後の世界が幸せであるためには,この現世で霊魂の階級を高めるしかないのだと思います。
地球に属する下天にどれだけ悪が蔓延はびころうとも,創造主に仕える地球の神は存在します。それを信じて,善行に励むことだと思います。

私の愛する者たちよ,強い心を持ってください!

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