【OAHSPE-格言】現世において王や神を名乗る者へ

【解説】

創造主を自称した偽神アフラは後に地獄に堕ち，そこから再起した後，かつての臣民の育成を課せられました。引用した部分の「神を自称する者たちは，自分たちに何が待ち受けているのか」とは，自分に従属してた者たちの面倒を見る義務が付きまとうことを指しています。
王や主神，神になるということは，そういった未熟な者たちの面倒を見ることになります。現世で奴隷や部下をたくさん持ち，安穏と暮らしていても，死後は彼らの面倒を見なければならなくなるのです。
上天に昇天するには霊魂の階級が50は最低でも必要になります。しかしアフラの眷属は階級が5とか10といった，低階級の者たちばかりです。

このような者たちを育てるのはとても苦労の多い仕事になります。
短い現世において王や神になりたがる者たちは，その先にある悠久の世界，つまり死後の世界で待ち受けている運命についても理解した上で，その地位を望むべきだと思います。