【OAHSPE-格言】知識や権力を持っても自惚れないこと

【解説】

創造主ジェホヴィが地球を創造した際,天界に神の場所ホレドを創設し,次に神セタンテスの時代,ホレドの上位機関としてモーブを創設しました。ホレドとモーブが地球の統治機関でしたが,神セタンテスから2,800年後,ホレドとモーブは闇の霊魂によって崩壊しました。
この時の地球を救済するために降臨したのが神アションであり,引用文は,地球の神に就任したアションに対してジェホヴィが訓戒を垂れた中の一節になります。
ジェホヴィはホレドやモーブが崩壊したことを責めているわけではないと言いながらも,アションの先任の神と主神や,地球で暮らす人間に苦言を呈しました。それが「自惚うぬぼれ」です。
自惚れていなければ,独力で何とかしようとはせず,間違いを犯す前に誰かに助けを求めています。(但し他人に依存し過ぎると個人の成長が止まるため,この均衡バランスが難しいところですが)
だから自分の力を過信せず,つまり自惚れないようにすることをここでは忠告しています。

簡単に情報をインターネット等で入手できてしまう現在,古代人と較べれば圧倒的に知識量や知恵は上がっています。だからと言って,現在の人々が幸福かと言うと,そうではないと思います。
知識や権力を持つ者が自惚れて他者を見下したりするような世界で,万人が幸福になれる世界は築けないからです。
「知識や権力を持っても自惚れないこと」が,まずは最初の一歩として自分にいましめないといけないことなのかもしれません。


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