【解説】
組織に対する創造主ジェホヴィの見解について『フラガパッティの書』より引用しています。
例えば,ある組織に所属している人々が全員「善良」な性格であったとします。その組織は「善良」であるかというと,ジェホヴィは「そうではない」と仰っています。
つまり,個々人の評価は必ずしも組織の評価とはならないとここでは言っているわけです。
それでは組織における評価とは何になるのでしょうか?
創造主ジェホヴィは次のように仰っています。
「『私の蔵』に収められた収穫物の組み合わせ」
『私の蔵』とは「ジェホヴィの花嫁花婿」になりますが,花嫁花婿になる条件は「たくさんの叡智や美徳」となります。そしてこれは個人でどうにかなるものではありません。
組織として機能していれば「たくさんの叡智や美徳」が集まり,組織として機能しなくなれば「叡智や美徳」は個人頼みとなります。そして創造主が評価するのは前者の組織となります。
自分の組織に優秀な人材が所属しているからと言って,その組織が優秀であるとはなりません。
そういった優秀な人材を輩出できる組織こそが評価される組織となるため,組織を運営する側はそういった視点で確認していく必要があると考えます。
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