【OAHSPE-格言】自分を見つめ,他人の善いところを見て,誰も中傷しないこと

【解説】

ザラツゥストラが生きた時代,神イフアマズダは暴虐の町ツェゴウを滅ぼした時,その町で暮らしていた難民に対して掛けた言葉より引用しています。

ここではまず,目に映る全ての物よりも自分の内面を見つめることが大切だと言っています。
そして他人の善い所だけを見ることを説いています。人間を愛すためです。
次に困窮し無力な者に手を差し伸べることが説かれており,最後に誰も中傷しないことが説かれています。中傷するとその者を司る天使が伝えてしまうからです。

「あなたは隣人について陰で語ってはいけません。なぜならオーマズドがそれを聞いたら天使を遣わして,あなたが言ったことを隣人の精神体に伝えるからです(OAHSPE-20『神の言葉の書』11章-24)」
恐らく,直観的に「あの人は自分のことを悪く言っているな」と感じる時は,だいたいそうなのかもしれません。

自分の心の成長を願い,人の善い面を見て人を憎まず,その者の悪口を言わない,それが重要なことなのだと『OAHSPE』では言っており,それを心掛けていかないといけないのだと思いました。

ちなみに困窮し無力な者にも手を差し伸べるのは,本当はそうあるべきなのだと思います。自分はなかなかそれができないので,もっと心を磨いていかないといけないのだと痛感しています。

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