【OAHSPE-格言】自己研鑽について

【解説】

神フラガパッティが北グアタマの神ヤトンテの管区を視察した際，ホチェドワを訪れました。そこでは闇の霊魂（ドルジ）を教導するため，地球で行われていたあらゆる競技が幻想世界の中で大会や試合形式で繰り広げられており，その観賞を通してドルジたちの成長を促そうとしていました。
今回は，この地を創設した目的について説明された創造主ジェホヴィの言葉から引用しました。
『OAHSPE』では，人間とそれ以外の創造物の間には，『永遠の生命』を持つ者と持たざる者という違いがあります。全ての創造物には霊魂が宿っていますが，現世において霊魂の宿木である実体を喪失（＝死）すると，人間の霊魂は精霊エーテリア界に還りますが，動物を始めとするそれ以外の創造物は消滅します。
精霊エーテリア界（下天）に還った人間の霊魂はそこで禊みそぎが行われた後，第2の復活として地球で再び生を享うけるか，霊魂としての位階が上がっていれば上天への昇天（第3の復活）もあります。人間の霊魂の位階は，それまでの生活で得た経験や学習によって上がっていきます。そのため地球や下天での生活は霊魂の位階を上げるための修練の場ということになります。
それにも関わらず，地球での生活で研鑽を摘まず，成長の機会を見送って時間を無為に過ごすのは，死後にも続く霊魂そのものの成長を停めてしまうことになります。

実体界の肉体の「死」は，人間にとって終わりではないのです。例えば自分の「心」や「感情」はどこからもたらされているのか，また「記憶」はどこに格納されているのか，それを考えた時，物理的に可視化できていない時点で，「心」や「感情」「記憶」はこの世のものではないということになります。そういったものが存在する以上，実体界の肉体が滅びても，この世ならざるものは残り続けるということになります。その存在を「霊魂」だとすると，その霊魂を成長させて位階を高めていくためにも，私たちはこの現世で可能な限り，自分なりの成長を遂げていくしかないのだと思います。