【解説】
紀元前4,000年頃に活躍した伝道師ブラフマに対して,創造主ジェホヴィが仰せになった言葉より引用しています。
地球誕生から22周期目,ザラツゥストラとイフアン人の神イフアマズダは聖典を遺し,地球の人々を救済していました。その教義はゾロアスター教として確立され,人類における一つの規範となりました。
ところがこの教義は偽神アフラによって歪曲されたり,ザラツゥストラやイフアマズダの名を利用して自分の都合の良いように解釈して,それを人々に強要する者が現れました。
ゾロアスター教の聖典として現在伝わっている聖典アヴェスタは,偽神アフラによって改竄されたものと考えています。(聖典アヴェスタとOAHSPEの関連性について)
さて,実体界の人間には神々の姿は基本見えず,その声も聞こえず,神の声を聞こえる人々の声を信じるしかありません。その人々が「これが聖典」と言えば,それを信じるしかないのです。
ところが,全ての神や霊魂が正しいわけでもなく,彼らの中には「闇」に染まった者もいます。神の声を聞ける人は,正しい神から導かれていない可能性もあるわけです。
例えば偽神アフラはアフラなりの信念により創造主に反逆したので,改竄された聖典アヴェスタも,見方を変えれば正しいことを言っているように聞こえます。当然ながら,この世界は創造主のみを信仰することを前提としているため,他の神の信仰は教義に反していることになります。従って,改竄されたアヴェスタがどれだけ正しいことを言っているように聞こえたとしても,創造主ではなくアフラを信仰することを教義に掲げている以上,それは誤った教義となります。
しかし天界の存在を見ることができない実体界の人間に,その教義の是非は判断できません。
それならばどうすればよいのか,というと,引用した部分の「全ての事実はそれぞれの人間が今暮らしている場所に宿る光をもとに解釈するべきではありませんか?」に繋がってくるわけです。
分からないから,今自分が暮らしているその場所で,自分が信じるもの(=光)をもとに解釈していくしかないと,創造主ジェホヴィはおっしゃっているわけです。
他人に強要された真実ではなく,自分が信じる真実(=信念)が,この混沌の世界の中で自分が歩くべき道を照らす光になるのだと,ここでは言っているのだと思います。
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