本書はジェホヴィの息子アフとその仲間,及びジェホヴィの娘ニーニャの天界の記録であり,ワガ大陸(後に地球を意味する『パン』と呼ばれる)の沈没と関係があります。
この期間は一般的に大洪水,または洪水と呼ばれました。
訳注:ニーニャは誤りです(原文のまま)
【1章】
- コスモン時代より24,000年前の時代,偉大なる蛇(太陽の密集領域)では,精霊界のノエ弧にあり,それは『ハウト和』のジヤの第87番目にあり,地球とその天界は大いなる闇に包まれていました。
ジェホヴィの霊魂は,地球とその天界に新たなる支配を聖別するため,精霊界の上位神に昇格したアフを転属させました。
アフは言いました。 - 「私,ジェホヴィの息子アフは精霊界の『ハウト和』のノエ弧の神であり,ジェホヴィの御名の下,赤い星の天界『堕落した下天』に来ました。
彼の叡智,力,愛において,上天の玉座におわします男神女神,そしてオリアン長たちの仲間となりましたが,私自身の復活が正当であることを証明します。
そこで宣言します。 - 『地球の大気界の霊魂。
定命の者たちがいようがいまいが,地上,もしくはその付近で暮らす第1,第2,第3の復活を待つ霊魂と,彼らの神とその主神たち。
彼らの救済者。
人間と天使の救済のためにジェホヴィにより育てられた全ての聖なる者に。 - ノエ弧の私の下に,世界の創造主たるジェホヴィの御声が届き,こう仰せになられました」
- 「私は『至高の存在』です!
私の奉仕は永遠に続きます!
私は外に出ませんが,遠くにいます。
私は出向くことはありませんが,近くにいます。
私の声はあらゆる場所に届きます。人間の心の光は私に聞こえます。
私は蔓が這う中,聳え立つ樫の木の中で話します。 - あなたの創造主の声を聞いてください,天界の天使たちよ。
あなたは定命の者たちに私の叡智の言葉を届けなさい。
彼らに天界と広大な地球の栄光を求めさせなさい。
私の声は岩の中,風吹く中,舌を持たないあらゆる物の中にあります。 - 彼らに大宇宙の太陽や星々を見せなさい。なぜなら太陽や星々は私の言葉だからです。
私の声は天空に行き渡っているのです。崇高な地にいる賢明な天使はその行き渡る音を聞いているのです。
私の話を聞きなさい,死者の霊魂よ。
私はここに宣言します,あなたたち男神女神よ。 - 彼らは物でも探すように私を探そうとします。
彼らは人間の声と同じように私の声を聞こうとします。
その結果,彼らは私を見つけられず,私が話しても聞いてくれません。
それでも私の言葉を消すことなど誰にできましょう。私の叡智は永遠に続きます。
見なさい,私の声は音として耳に届けているのではありません。
私の声はあらゆる方向から精神に働きかけているのです。 - 彼らに教えてあげてください,天使たちよ。
彼らは正しい道を見つけられずにいます。彼らの耳は大きな拍手や雑音の方に向いてしまいます。
彼らはこう叫んでいます。
『私にはジェホヴィの声など聞こえない。
ジェホヴィは何も話していない。
その声は人間には聞こえない。
ジェホヴィはいつも静かで,ジェホヴィが創造した誰よりも無口だ』 - 人間は私の神とその主神たちに背きました。
彼らは自惚れと闇の中に閉じ篭っています。彼らは闇の人間や人食いのドルジャである闇の霊魂と一緒に,地球の大気中で暮らしています。その胎児はまるで汚染された奥深い穴に巣食う害虫のように彼らの上に漂っています。 - この者たちを覚えておいてください,私の息子である神,そして地球の主神たちよ。
同情する必要はありませんが,外科医がナイフを持つ気持ちで彼らに接してください。
神よ,あなたは彼らにこう言いました。
『ジェホヴィは生きて君臨しており,その御声は至高の極みにあります』
しかし人間はあなたとその主神たちを愚弄し,罪を犯し,背きました。 - 彼らは私と私の神とその主神たちを批判します。
しかし彼らは私のことを知りません。彼らは私の崇高なる天界が無秩序で不規律だと思っています。
彼らは私の長を無視しています。私は聖なる価値を知らない人間によって批判されているのです。 - 彼らはこう言っていませんでしたか。
『私が崇拝する神とは誰のことでしょうか?
私が耳を傾けるべき主神とは誰のことでしょうか?』
次に私が地球の動物や将軍,長官に目を向けると,彼らはこう言っていました。
『私たちの地球での仕事は厳しく規律を保つことです。
私たちが敬意を払うのは高官である偉大な長官です』 - 人間にとって神や主神は不要なのでしょうか?
創造主として彼らを喜ばせるには,何をするべきなのでしょうか?
私の将軍(神)と私の長官(主神)は私自身が創造したはずなのですが?
神と主神の名は誰が付けたのでしょうか?
彼らはどうして神や主神に崇めないのでしょうか? - 聞いてください,精霊界の男神女神よ。
彼らは叡智も復活も望んでいません。
彼らは闇の中での暮らしを愛しています。彼らの霊魂が好むのは,食べること,寝ること,貪ることです。
彼らは何も学んでいません。彼らの人生における最初の教訓は,地球が彼らにとっての最初の天界であり,彼らのために創造された唯一の世界ということです。 - 永く生きてきた聖天使よ,彼らに対する私の審判を聞いてください。
私は彼らを何度も何度も育ててきました。私は彼らに学びの場として下天を用意しました。しかし神が去ると彼らは堕落してしまいました。 - 今,私は彼らの地球と天界を壊します。彼らがその地を見ることは二度とないでしょう。しかしドルジャや胎児たちはハウツォンに連れて行き,火の壁の中に投げ込みます。彼らはいくつかのグループに分け,親族,友人,母と娘,父と息子のそれぞれを引き離します。なぜなら彼らは吸収剤のように互いに吸い付くからです。
- 火の壁が彼らの周りを絶え間なく囲い,逃がしません。
衛兵には,彼らが互いに悪事を行わないように監視させます。
彼らは眠ったり休んだりできませんが,心を突き動かすことで自分が生きていることを実感し,胎児(吸い付き状態)からの脱却ができるのです。 - 神よ,私の声を聞いてください。
あなたの主神に地球でこう宣言するように命じてください。
『私は定命の者たちの模範として相応しくないのでしょうか?
ご覧なさい,野原で腐る死肉を。そこはハイエナ,狼,ノスリの饗宴の場となっているではありませんか?
そこには虫が湧いています。自分たちの死骸に寄ってたかり,貪っているではありませんか? - 悪と闇の霊魂にとって地球(パン)とは何でしょうか?
彼らにとって最初の天界は,一生を貪って過ごす場所という以外に何があったのでしょうか?
彼らはそこを永遠に続く破壊の場所にするつもりではありませんか?
彼らは定命の者たちに悪事を植え付けます。幼い子供は彼らから逃れられません。中年や老人,老婆であってもです。 - 神や主神たちが築いた天界の王国はドルジャや胎児によって害虫の巣となり果てました。
そこは清く正しい心を築く場所としては相応しくありません。 - 私の神や主神たちは悪の世界の従者となってしまうのでしょうか?
神や主神たちの仕事は腐敗を処理することだけになるのでしょうか?
今,私は聖なる息子,娘たちが住まう大宇宙に答えました。
私は天界の遠く離れた場所から,私の働きを見るように彼らに呼び掛けました。なぜなら私は地球とその天界を創造する時,同じ目的からその支配も行えるようにしているからです。 - 私の定規の長さが足りなければ,彼らは定規を伸ばして使います。
それでもうまく行かなければ,今度は好きなように調整して使います。
すると愚か者はこう言います。
『ジェホヴィは失敗を作った!
これを見ろ,創造主はある目的のために世界を創造したと言っていても,それは彼の目標から外れている!』 - 聞いてください,神よ。
あなたは主神たちを通して,人間の自惚れについてこう答えました。
『創造主以外に,誰が人間に生命の息吹を吹き込めると思いますか?』
私は無から人間を創造した時,こう言いました。
『人間よ,私は2つの道を作りました。
一つは光へと続く永遠の道。
もう一つは闇に通じる永遠の道』 - これから私は人間に闇を教えます。
私の立会人に,私の言葉が全て真実であることを知らしめます。
人間や天使,世界が永遠に闇に堕ちるように私が創造しなかったのはどうしてだと思いますか?
闇と苦痛によらずに人間を進化させる方法はなかったのでしょうか?
そうです,自惚れた人間は私が失敗を用意しなくても勝手に失敗します。では,どうして私は人間を賢く創造しなかったと思いますか? - 私には自分の道を実行する権利がないと思いますか?
全ては私のものではないのですか?
もしも人間が実体的な部分で死んだからと言って,それが失敗だと言うのですか?
そうだとしたら,どうやって私の精霊界に人間を昇天させられるのですか?
目を開きなさい,私の神とその主神たちよ。
人間は元々いなかったのです。私が人間を創造したのです。
人間は私の計画や裁きについてあれこれと推察しますが,人間は自分の僅かな知識で自惚れ,全てを知った振りをします。 - 私は野原で育てた穀物を,それが実る前に風と雨を送って全滅させます。
私は整った手足と腕力のある人間を生み出し,その全盛期に手足を切り落とします。
私は母親に愛の情熱を与えますが,最初に生まれた子を取り上げます。 - 全てにおいて人間は何よりも私の力について教わり,その次に私の叡智を教わるべきなのに,そのことを知らないのでしょうか?
彼らは死後の地獄や破滅の世界を知らないのでしょうか?
彼らに教えてあげてください,神よ。
最高の復活は私の栄光と喜びの下にあることを。 - 地上の人間はこう言うでしょう。
『創造主は怒っていた。だから陸地を海の下に沈めようとしているのか?』
人間には,私が地獄と破壊を今日追い出したということを理解するだけの叡智がありません。
ドルジは人間の愛であり,吸血鬼のように互いを喰らい,両方を破滅させるのです。 - しかし私は今回のことが彼らにとって良いことであると知っています。
私の布告を実行するように」
【2章】
- 私,アフはジェホヴィの息子にして,精霊界の上天に住んでいました。
私は実体界の変化と混乱についてよく学び,ジェホヴィにこう言いました。 - 「世界の御父にして全能なるジェホヴィよ!
あなたの息子にして下僕の私は,あなたの御声を聞きました。
ご覧ください,私は頭を下げ,膝を曲げて,苦しみに喘ぐ地球と『堕落した下天』に10憶の力で突き進みます。 - 聞いてください,地球の天界の天使たちよ。
ジェホヴィが住まう永遠の王国から,その力により私はあなたたちに話しかけ,ここに宣言します」
アフの声は再び,地球よりも古い上天の天使たちに届きました。
ジェホヴィはこう仰せになりました。 - 「聞いてください,ギブラタトバ平原のオルとオトの長よ。ウォクウォークとベリトン,ドルにいる特使の眷属に私の言葉を伝えなさい。彼らは,メンタブロウとゴウのカックスのアジの球体に急いで駆け付けるでしょう。
- 聞いてください,精霊界のファス,レッジ,オマザ弧にあるホエティヴィとヴァヴィヨニウムの女神たちよ。反抗的な者たちが崩壊する際,赤い星とその天界に私の布告を伝えなさい。なぜなら私はセスとライムの森で収穫するからです。
- 聞いてください,何百万年も生きて実体界を管理してきたモンケンソートよ!私は赤い星の誇りと栄光のためにウズとヒスを宣言します。
プラムゴの街道沿いのバインにある精霊界の渦にいる偉大なる高位の神ミアンタフ,ローマ,ネシュトーザ,ドュージに私の言葉を伝えてください。 - 聞いてください,何十億という男神女神の中のオリアンの王と女王よ。
私は太陽の偉大なる蛇のシーヴォルカンに話しかけました!
私の息の波動が広大な宇宙で加速しています。
赤い星は,私の研がれた剣の先に突入しようとしています。 - アマルとワワにあるオリアン原野に私の言葉を伝えてください。
言葉巧みな羊飼いズイアス,ベルク,ゴウブ,ドンファリアナに,何百年も前に赤い星の渦が星雲を最初に集めたアクヤヤ道に全力で急行させると共にこう伝えなさい。
『ジェホヴィは,旅する世界に剪定ナイフを使うことを決めました』 - 避暑地である水晶のような天界ワクとギイとムグエとウトウの主神たちにそれを宣言させなさい。
彼らを赤い星に急行させなさい。
ご覧なさい,赤い星は毛を刈られる子羊のように飛び跳ねています。赤い星にはもうすぐ衝撃が走りますが,今はまだ浅く眠ったままです。
彼らに私の声を,爆発した世界で元素が咆哮し沸騰しているジヤの沼地にまで運ばせなさい。そこには私の作品の謎を解明しようと探検している賢き天使や神がいます。 - 私が話したことを,彼ら,そして私の実り豊かな世界の精霊界の海溝近くにいる地球とその天界に伝えてください。
私は地球を玩具のように掬い上げます。地球の渦は獲物に飢えた蛇のように閉じられるでしょう。
テッサ,カウ,チンワクワクでそのことを宣言しなさい。そしてそれらをジャヌクとダンのギチェフォムに送りなさい。 - 聞いてください,多くの世界の創造と消滅を目撃してきたクリスヘルマツホルダックよ。
あなたの庭と邸宅を開放しなさい。釣竿の糸に獲物がかかり引っ張られています。
何百万ものドルジと胎児が網に掛かります。
私の声を,ロドウィスキの広大な精霊界の平原にあるケムゴウとロー,アブロス,フイタブ,そしてマスのカッツに届けなさい。 - ハレブは私の言うことを聞いてください。そしてオリアンの農園のボルグ,ホム,ジ,ラス,コールよ。
音楽の中心の音色は実体界よりも古い女神たちから始まりました。彼女たちにとって世界の衝突は奏でられた1つの音に過ぎず,遠い過去の記憶を呼び覚ますものなのです。 - 私はこう話しました,私の息吹は浮遊する世界そのものだと。
私の言葉は,何百万という太陽や星々が旅する線で書かれています。そして精霊界の大宇宙の中心には神々の家があります。彼らに宇宙の果てまで叫ばせて,私の名でマークビアンジョのヒダンに彼らを招待しなさい。 - 偉大なる蛇の周りに私の布告を伝える使者を派遣し,ワン,アナ,アナカロン,シスの主神,及び神たちを連れてきてください」
- ガド,アドーニャ,エティシャイ,オネッシ,そして高位の眷属が集まりました。なぜなら上天のジェホヴィの息子,娘たちはかつてその近くに住んでいたからです。
【3章】
- ああ,赤い星の『堕落した下天』の天使たちよ。
そしてあなたたち神と主神たちよ。
いと尊く力強き無数の眷属と共に,定命の者たちの想いに素早く答えるジェホヴィの息子アフの言葉を聞きなさい。 - 私がオリアンのノエ弧にいた時,赤い星は精霊界のヴォルフ群のウツウォルダルクを通過していたところでした。
その時,ジェホヴィの声が私に届きました。
「息子よ,地球を救済しに行きなさい。
私が派遣できる全ての者を連れていきなさい」 - 私は天界の星々と地球の記録,ジェホヴィの収穫に関する記事を調査しました。
すると赤い星にいる奴隷や労働者の数は,人間が居住し文明化した世界の中でも7番目に多いことが分かりました。 - 彼の御声が上天の軍団をあらゆる場所,地球の上や下から呼び寄せると,無数の形の整った星々が,ジェホヴィに地球と堕落した下天で働くように招かれた男神女神を乗せた火の船となり,大宇宙の中で舵を切ったのでした。
- 各方面から彼らは接近し,密集隊形を組むと,輝く火の柱や揺れる光の窓掛で覆われたジェホヴィの精霊界の火の船の軍隊は,地球の全ての空間を包囲しました。
- 私は御父の声をもう一度聞きました。
「私の息子にして聖なる者アフよ。
男神女神の創造主であるジェホヴィの声を聞いてください。 - ご覧なさい,私は息子のネフに叡智と力を与え,赤い星に遣わしました。
彼は長期間赴任し,人間と天使の黒き闇と戦ってきました。 - 勇敢な兵士が最も過酷な戦場に斬り込み,絶望的な戦いの中,我を忘れながらもあらゆる困難に抗って戦うことをやめなかったように,私の神ネフは3,000年間,地球(大陸)の全ての手足を救うことを望みました。
- 私は聖地から,永遠の命を賭したこの戦いを観察していました。
しかし地球はあまりにも豊かであったため,霊的な人間よりも実体的な人間の方が多くなってしまいました。
私は勇敢な息子ネフを救う軍団を派遣することにしました。
私の息子アフよ。彼の下に行ってください。ネフとその主神たち,そして精霊人に私の正義の鉄槌を下しなさい」
アフは言いました。 - 「私は堕落した下天に特使を派遣し,ジェホヴィの息子ネフに神々の行軍と駐在,そして御父の審判を伝えます。
そしてこうも付け加えます。
『ジェホヴィの息子ネフよ,あなたの眷属を連れてここに来なさい』」 - その後,ジェホヴィの御名においてネフはこう答えました。
「ジェホヴィの息子アフよ,私は行きます!
私の祈りは届きました。
至高の方々にあらゆる賞賛を!」 - それから私たちは,ネフとその忠実な眷属たちの船が上昇の準備をしているのを目撃しました。私が見た光景は,地球を包囲するジェホヴィの無数の船団からも見ることができました。
私がいる場所は,集まった眷属により速さ,対応,秩序が守られた中央の玉座のようになりました。 - 彼らが到着すると,堕落した下天からネフの船が上昇しました。その間,私の船は月から7アグ離れたハインの学校があるチンバットの境界で待機していました。
- 再びジェホヴィの御声が聞こえてきました。
「息子よ,早く出航しなさい。なぜならあなたの場所は私の眷属の軍隊が先陣を切る場所だからです。
あなたの同僚をそこから地球まで一列に並べなさい。私が命を刈り取った者たちを救済するためです」 - 私は速度を上げ,死者には天界で力が集まっている所に急行させてジェホヴィの命令を彼の船に乗っていた精霊人の集団に知らせました。
そこにネフが来ました。ネフの船は上昇を終え,船には長期間ネフと共に働いてきた眷属が乗っていました。
私はネフに挨拶をした後,こう言いました。
「ジェホヴィの力と叡智により,ワガ大陸は切り離されて水没し,その天界は運び去られました。
あなたは地球に戻り,地球と天界の全管区からワガに闇の霊魂を連れて来なさい。
私は彼らを連れ去ります」
ネフと眷属たちはその印象的な光景を見ると,地球に戻りました。 - 私がいた場所から,ネフと地球の主神たちが休息を取っていた『堕落した下天』まで火の船団が一列に並び,その眷属は土地と水の全ての管区へと散らばり,かつて主神たちが築いた様々な天界の王国を包囲しました。
- 精霊界の船団の列は,階級ごとに天高原に配置されました。
男神女神の眷属は,精霊界の出身地で表された叡智,力,愛の階級に応じてそれぞれの場所に待機し,その両端には2人のオリアン長がいました。 - 私は列をいくつかに分けると,250艘ずつに船団を編成し,各船団には1000の部課を組織しました。
地球の地殻を壊し大陸を沈めるのに必要な力を練り上げるため,各船団は1万倍に凝縮しました。 - 私は列に沿って番人や護符,使者たちを大勢配置すると,ジェホヴィの御声とその息子たちの声が各所に瞬時に伝わるようにしました。
その後,私は輸送管を用意し,それを地球からチンバットを超えた船の前まで伸ばし,地球の大気で限界まで満たし,そこにイオサンクを加え,私が地球の海で滅ぼす予定のドルジや胎児たちを輸送することにしました。 - それぞれ10の部課で,私は100人の元帥,1人の神を任命し,10人の神たちでエミュットを形成し,彼らの天界での階級に応じて,それぞれのエミュットから1人の代表者を選出します。
選出されたエミュット長は次の通りです。 - アガー:ボーウィッチにいたジェホヴィの息子アチャブの命令で,実体界のゴダド星から来ました。
アジの70番目にあたるベンで育ち,70万年間ゴンの住人でした。 - ホギ:ジェホヴィの息子。ハドムとアグ,4つの星雲とペトラのマルシュワン。
実体界の星アランクスのジュンの特使であり,120万年間ジョイスのロスウォークに住んでいました。 - フィストフムテイブ:ジェホヴィの娘。カイスのジヤのオオドスロン。イネの女神。アドの女神。
130万年間,精霊界のラビス孤にあるワルワルと,実体界の星テルウィグと,エクスワーとゴーヘン平原の教師。 - ヒアタ:ジェホヴィの娘。アジの57番目ヒエアンバックと,実体界のヒースト星の看護婦。
搾乳女,ルフの女神,精霊界のオーバンフ天高原の女神。階級90。ヌドとイクスに200万年住んでいます。 - ゴンレプス:ジェホヴィの息子。ネイの神,アパーの神,ドンの神,ムーの神,レウの神。イル,ジャナー,ボーの医師。
精霊界のアジのドにあるオンロフとピクタスに70万年間在住し,シャラーのオブリンとクトの元帥。 - ネオ:ルンとヒンタヤの神, モルスの神,テスプーネの神。
ペーの管理者。7番目のアジ高原ウォハガイの救世主。
実体界の星セティイーで生まれ,シルネに170万年間住んでいます。 - シッチ:ルーツとラブにあるヌーの女神。バドの女神。トゥレの女神。
20番目のアジのレドの女神。実体界のイスムル星から来ました。
スガに100年間在住し,その後,ランナに120万年間住んでいます。 - リスティッカ:マンの女神,ヒルツの女神,ソムとナイの女神,オルトバクとアギムスの機織り。
実体界のメム星で育ち,ダスサヴィグとガブリオメティに290万年間住んでいます。 - トゥシカ:コルの女神,ローストとウィッタワガットの女神,マガッツァのドゥエジとルーの女神,エプの女神,ヘナシャロンキャのゲクの女神。
55番目のジヤ湿原ドボクタのトルの女神。
サーペント・タンの実体界の太陽ニッツで育ちました。タヤイヒツィヴィに200万年間住んだ後,170万年前からパラに住んでいます。 - フィアティシ:ルブブクの女神,ゴウローロにいるサランヤの女神,イズの女神,セルルの女神,ロクロウの女神, 75番目のアジのウムの女神,ワルツとドエフイッタの女神,クレイヤの女神,バクフーの女神,ティールとロシーツの女神,ムッツムッツの女神,ウクフムホウツのラレレットの女神,ビルとダスクワンゲッセルの女神,オルクサの女神,アンクスートの女神,スルフィッタの女神,シェインの女神,イサの女神,ハムの女神,レイコワウとシュイティットの女神,ダインと ゴウウォクの女神,ファイッタザメルの女神,7番目のアジ のジッタヤバウ の庭のジッタヤハウブの女神,フアラの外科医,ボスの外科医, ラッパヤの外科医,ルムゾンの外科医,セマタイスのパイガの看護師,ジッドの看護師,ルーシーの看護師,ホームの看護師,ブライアスの看護師,オッパの女王,ロッガの女王、トゥーとカイビスマックとトゥーツムッツとビルビルとクテンスキーとリヴィアとスーンとハダブとフッソハウツとセレスの規律師。
プランツァ星で育ち、バルとワワラウクの特使として50万年勤めました。トワッカとランフウォトの特使を50万年,テラシャシュに100万年住み,ニジャイ平原に100万年住み,グンに50万年住み,実体界の道路を50万年作り続けてきました。 - フィアティシは他の男神女神よりも優れており,アフにとって最高の賓客であり,他の男神女神の長でもありました。
- フィアティシの精霊界の船である星は,ワガ大陸の水没により解放される霊魂がよく見える地球の近くに配置されました。
この霊魂たちは240億4000万おり,そのうち30億以上が胎児,使い魔(familiars),混沌を彷徨う霊魂でした。
【4章】
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「私の息子アフよ,ワガの地の周囲に生垣を植えるように火の柱の壁を建てなさい。なぜなら『堕落した下天』にいる偽男神や偽女神たちは,自分たちの居所が水中に沈むのを知ったらジュドやヴォフ,その他の国に逃げ込もうとするからです。 - しかしあなたたちは誰一人として逃がしてはいけません。なぜなら彼らはワガの見事な産物やその邪悪な欲望を満たすため,地球のこの管区に移住したからです。
- あなたたちはワガの国境の周りの海岸線と北の高山に沿って網を張りなさい。網の高さは1,000マイルとし,ワガ大陸全体に幅広く網をかけ,闇の霊魂を誰一人逃がさないようにしてください。
- 網を広げたら『堕落した下天』の大王国と,偽神の王国に偉大な力を持つ十分な数の精霊人を送り込みなさい。そしてあなたたちは地球,そしてワガに十分な数の精霊人を降臨させて,定命の男女,子供のそれぞれに5人の精霊人を世話役として付けなさい。
定命の者たちの下に行く者は,出産用の毛布を十分に持っていきなさい。滅びの時を迎え,定命の者たちが死ぬ時,あなたの僕たちは出産用の毛布の上で『解放された霊魂』を受け取り,彼らを『大気の上昇柱』で運びなさい。そしてあなたの眷属が彼らを受け取ったら,エスヤンと同様の方法で衣食を提供しなさい。 - ここで述べたことは実行され,多くの母親は母胎の子供と一緒に水に溺れ,亡くなります。
そうなるのは当然のことなのです。なぜなら私はそのように彼らを創造したのですから。 - その後,すべての胎児に特別な手当てを施すように。彼らに罪などないからです。
母親は実体界で死ぬと,母胎の胎児も同じように霊魂として連れてきなさい。しかしこの母親と胎児は一緒に住まわせ,今回の救済に志願した天使たちの中でも,特に胎児の世話に力の長けた者に介護させ,離乳時期まで幼児の霊魂を世話し,子供の母親には家を提供し,愛と喜びを享受できるようにしてあげてください」 - 御声が消え,ジェホヴィの息子アフはまるで何かの兆候を探すように眷属たちを見回していると,再びジェホヴィの御声が届き,こう仰せになりました。
- 「堕落した世界におけるこの不幸の中で,私は精霊界の女神の『温もりのある愛』が込められた食べ物を作りました。
ここには何百万もの霊魂がいます。皆,闇の中で本来受け取れたはずの褒美をようやく受け取り,永遠の楽園の中で息子や娘たちとして育てられる希望を抱いています。
私が子供のため母親にだけ『愛の才能』を与え,それで終わりだとは思わないでください。なぜなら幼年期では,その才能が彼女の心と子供を縛り付けるように,私の女神の同種の才能は無力な世界に広がっているからです。 - 私の女神たちは,実体界の牢獄から永遠の光へと救済される何千,何百万の精神体にとって助産婦であり,母親のようだと思いませんか?
それに彼らの人数を誰に数えられるというのですか?
ここにはレイガスから100億人が来ています。
イノプタからは1億人。
カルドクからは2億人。
ブックからは1億人。
ニンからは2億人。
ルーウィックからは2億5000万人。
ピトからは1億人。
レイからは2億人。
ネイヴィスからは5億人。
ダクダクからは2億人。
オドからは2億5000万人。 - 私は精霊界の大宇宙でこのことを話すと,彼らは私に答えました。
そうです,彼らは好奇心を求めて来たり,両手に何も持たずに来るわけでもないのです。
彼らを見てください,新たに生まれてくる者のために,何十億という小さな装備を用意して待っているのです!
実体から切り離された者たちを喜ばせるような食事や衣服といった,彼らが持ってこれなかった物として,この太陽の下に一体何があるというのでしょうか?」
【5章】
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「地球よ,今,私はあなたのことを嘆いております。
過ぎ去った天界におけるあなたの栄光は神々への教訓となりましょう。
かつて私の息子セタンテスの叡智の場所であったホレドは崇められていましたが,ご覧なさい,地に堕ちました。それにモーブはもうありません。イエシュアは堕落しました。
多くの者にとって復活の地となる天高原には,今や聞いたことも見たこともない吸血鬼や何百万もの精神体がおり,永遠の闇深くに身を潜めています。 - 天高原は崩壊し,物質は撒き散らされ組織されておらず,過去の地球の神々の栄光ある事績は何処にも残っていません。
- 聞いてください,男神女神よ。
なぜなら今回の深い惨状を見ることで,心は活気づき,大いなる叡智として蓄積されるからです。
そのように私は人間を創造し,闇からも人間を創造しました。
私の聖天使は人間に直立歩行を教え,人間が永遠の光に向かって進めるように私の掟を与えました。
しかし人間は神と主神たちの掟に従わず堕落していきました。その中でも何人かはその掟に従って堕落せず,私の上天の栄光のため子孫を育てました。 - そのような彼らのために,私は創造した全ての実体界の規範を作りました。なぜなら堕落していない彼らは,堕落した者の模範とするためです。
私とその力を信仰している彼らは,私の叡智と正義に対して疑問を抱きませんでした。 - しかしながらこれが堕落した者たちの歴史なのです。
彼らは最初に私の人格に疑問を抱き,次に叡智,その次に正義,最期に私の力に疑問を抱きました。そして神や主神たちの愚かさを指摘した後,彼らは『人間よりも高位なものはない』と言い切り,『自分こそが最上位の霊類なのだ』と言ったのです。 - おお,男神女神よ,私の声を聞いてください。
私は定命の船長に,逆風という健全な試練を与えます。
あるいは実体界の農夫に,酷寒の中でも家族を養う試練を与えます。
そしてあなたたちに,邪悪な世界の果てでも王国を管理する試練を与えます。
これから先,地球は衰えることなく,その天界も衰えません。私の神の叡智と力で統治できない場所が,一体何処にあるというのでしょうか? - 多くの天使たちは,自分が最上位者と思い込んで以来,誰も掟を守らなくなりました。そのうちの一つはこうです。
『新しく死んだ霊魂は,定命の親類の下に戻り,一緒に暮らしてはならない』
上天を知らない彼らは,ジェホヴィとその永遠の王国について偽って教えます。 - 1つの掟が守られなくなると,他のも同じように守られなくなりました。
新しく死んだ霊魂は天界の知識がなく,それぞれのやり方で定命の者たちを導くようになりました。 - 彼らは一緒に暮らし,一緒に眠り,夢幻の中で自分を賢いと思い込み,その夢に捉われていることに気づいていません。
彼らは霊的に肉体的な欲求を黙認し,上位の神や主神を戴こうとしませんでした。 - やがて一人の霊魂が定命の者に憑りつき,別の霊魂も憑りつき,何百,何千といった霊魂が実体人の肉体に棲みつき,私が受胎の時に与えた生来の霊魂をしばしば追い出したのです。
そのことに気付かないまま精神が混乱した定命の者たちは本来の目的を見失い,地球にとって無価値な存在となってしまったのです」 - ジェホヴィはさらにこう言いました。
「今後長らく地球では,エスヤンの霊魂は定命の者たちの下に戻って暮らすことを許してはいけません。また地球は,神々の軍団と,死の間際に死者の霊魂を持ち運ぶアシャールによって作られた壁で四方を包囲するものとします。 - しかしこういった出来事に対して,定命の者たちが理解することできれば,対面の機会はあります。その時,親類の霊魂は天界の聖なる労働者から時々戻って来て対面し,会話することができるでしょう」
【6章】
- さて,ジェホヴィの息子アフは言いました。
「精霊界の眷属が配置についた時,ジェホヴィよ,私はあなたにこう呼び掛けました。
『御父よ,あなたの御力と叡智により,上天とその下の地球を結び付けてください!』 - 精霊界の柱の端が地球の渦の境界のチンバットにまで広がり,広大な宇宙からの圧力によりしっかりと固定されました。
- 私はもう一度言いました。
『ジェホヴィよ,あなたの御力と叡智により,上天とその下の地球を結び付けてください!』 - 精霊界の柱の端は地球にまで伸び,ワガの国境の周囲を北の海と高い山に沿って固定しました。
- 私はもう一度言いました。
『ジェホヴィよ,あなたの栄光のため,永遠に地球を悪からお救いください!』 - 極限状態の地球の渦が迫ってくると,見てください,地球は壊れてしまいました!
あの強力な大陸は固定された状態から切り離され,地球を包んでいた火は大きな轟音と共に炎と雲の中へと吸い込まれていきました。そして大地は海に漂う船のように前後に揺れました。 - 私はもう一度言いました。
「『ジェホヴィよ,鎖で縛られたあなたの天界を,腐敗した残骸として処理してください!』 - すると四方から近づいてきた地球の渦の圧力により大陸は水中に沈み,浮上してこなくなりました。
実体人は死に,胎児と使い魔は戦うことを止めました。もはやその場に留まることもできず,だからと言ってこの天界の他の場所に行こうにも行き方が分からず,ただ助けを求めて彷徨い,泣くだけでした。 - 私の眷属が各所から出産用の毛布を持って駆け付けて,何百万ものドルジ,胎児,エスヤンを受取り,彼らを光の噴水の場所に集めて大気の成分を供給し,しばらくそのままにしておきました。そこには神々が今まで見たことがないほど多くの人数がいました。
ジェホヴィよ,私はこれだけの人数が正しく数えられているかを証明するため,そのために配置された男神女神の部課を使って遂行しました。 - ドルジと胎児は166億人いました。彼らの多くは何千年間も胎児やドルジとして地球で暮らしていましたが,この場にいない者たちは永遠の生命を得ることができませんでした。
第1の復活後の霊魂は360億人です。
第2の復活後の霊魂は3億500万いました。
しかし最後の100年間,地球はイヒン人の生き残りを除いて,誰一人永遠の生命をもたらしませんでした。 - 今,地球は救済され,死者の霊魂は逃げることも,定命の者たちの下に戻ることもできなくなりました。
ジェホヴィよ,私はあなたに呼びかけました。
『私にあなたの御力をお与えてください,ジェホヴィよ。そうしたら私は全ての地獄の天高原と,沈下した大陸の天界を運び出します!』
その後,あなたの御手が剣の刃のように来臨し,火のように燃やし,大陸の跡の窪地となった海を掃いて,完全に切り離しました。
ご覧ください,私の足を固定していたものは切り離され,天界の球体は私の意のままに動かせるようになったのです。 - ジェホヴィよ,あなたの御声が届き,こう仰せになりました。
『私の息子よ,『復活の地』へと降臨したら,私の娘フィアティシを連れて,中央の『昇天の場』に行きなさい。そうしたら全ての復活を見届けるという栄誉をあなたに付け加えてさしあげます』 - 私はジェホヴィの娘フィアティシを連れて降臨しました。
私たちは命令通りその場所に行くと,あなたの御力により上昇が始まり,垂直の軸が回転し,天高く上昇しました。私たちは地球から切り離され,地球と同期して回転しなくなりましたが,下の法ではまだ地球が回転しており,その様子を見ながらゆっくりと上昇しました。 - 私は言いました。
『さらに上へ,ジェホヴィよ!
さらに上へ,ジェホヴィよ!
さらに上へ,ジェホヴィよ!』
眷属全員に同じ言葉を繰り返させました。なぜなら私たちの意志と知識は一つになることで,私たちの創造主の力になれるからです!」
【7章】
- ジェホヴィは大宇宙に向かってこう仰せになりました。
「新しく生まれた者を,精霊界のハウツォンのウクルーの森とノエ弧の『ジヤの道』に連れて行きなさい。あなたたちは彼らの世界で彼らを自立させたら,男神女神を残して,彼らを区分けし,必要に応じて物資を供給しなさい。なぜなら全ての物は彼らが知識と個性を獲得するために供給されるからです。 - あなたたちは彼らを置いたら,急いで私の息子ネフと一緒に地球に戻りなさい。私はそこでイヒン人の船と一緒に働いています」
こうして彼らは救済されました。 - 私は出来る限り早く出発し,この偉大なる救済でお世話になったフィアティシの助手への感謝を彼女に述べ,別れを告げました。
私はジェホヴィの息子ネフと,他の3万人の男神女神,さらに何千年間も天界やさまざまな実体界で経験を積んだ1,000万人の精霊人を連れて,地球に戻り,陸地が沈んだ後の海へと向かいました。 - 私がイヒン人が逃避した場所に船をつけると,私が命じた通りにそこで彼らを管理している神々を見つけました。この時,ジェホヴィの声が私の下に届き,こう仰せになりました。
「私の息子よ,天界の風の流れを操って船団を数グループになるようにしなさい。
あなたは4つの船団になるように分けなさい。天界の風を煽って船団を進ませて,これまでの歴史と適応力に応じて,異なる地球の4つの大陸に連れて行きなさい。 - なぜなら全ての国では,私の選ばれし者が『私の永遠の王国』の礎を作り始めているからです。彼らは決して地球,天界で暮らす闇の人々に滅ぼさせてはなりません」
- 私はあなたに命じられたように働き,私の眷属たちを分けて,4つに区分けしました。
私はネフに言いました。
「神よ,ジェホヴィがあなたに示したように彼らをそれぞれの国に導いて差し上げなさい。なぜならあなたは地球全土を知っているからです。
覚えておきなさい,あなたはまだ地球の神なのです」 - 私は言いました。
「ジェホヴィよ,あなたの光によって,私は2艘の船が水没していない北の大地に行かせたいです。なぜなら彼らは来るべき時代の証人となるからです。
それ故にあなたの神々に風向きを変えさせて,2艘の船を他の船団から引き離します。そして同時に私の使者が北の大地まで先導し,あなたの神々がそこに到る天界の風を作るでしょう」 - 風の流れを担当する神々は船団を分け,そのうちの2隻を北の大地に向かわせました。
神々や天使たちはジェホヴィの息子である神の指示に従い,それぞれ異なる4つの方法で4つの船団を分けました。
神の使者は,風を担当する神と天使たちに示したように,ジェホヴィが企図した国へと案内しました。 - こうして信仰者を乗せたすべての船団は150日間掛けて港に着き,それぞれ別々の国に上陸を果たしたのでした。
ジェホヴィの御声が再び届き,こう仰せになりました。
「ご覧なさい,私の人々はこの世界ではほとんどいなくなりました。彼らが船を手に入れて出航し,逸れて消失しないように,あなたは夜のうちに眷属を遣わして船を海に沈めてしまいなさい」 - 私はあなたに言われたことを神(ネフ)に伝えると,神はこう言いました。
「私の天使たちはイヒン人にあらゆる物を船から運び出すようにと啓示し,今晩あなたの眷属がジェホヴィの命令を実行するでしょう」
これは実行され,イヒン人は啓示とは知らないまま,自分たちの持ち物を船から運び出しました。
その晩,私は天使を遣わし,船を沈めました。 - 朝になり,イヒン人は船が消えているのを見て,彼らは声を揃えて言いました。
「あれは事実でしたか。私はお告げがあったことを知っています。なぜなら私は全ての持ち物を船から運び出すまで休まなかったからです。
主神は私たちと共にいるのです,主神の祭壇を建てて,歌い,踊りましょう」
神(ネフ)は彼らの心が善行と奇跡にとって良い結果となったのを見て,アシャール(守護天使)を祭壇の周囲に配し,その国に他のアシャールを遣わすと,彼らは野原で育った果実を集めてイヒン人に持って行き,人々が踊っている間,主神の祭壇にそれを置きました。 - ジェホヴィよ,こうして私は自分に課せられた命令を遂行し,あなたの息子にして天界と地球の神であるネフに私の使命を引き渡したのでした。
【8章】
- 地球の神ネフは言いました。
「ジェホヴィの息子アフよ,ご覧なさい。私はあなたの働きがあまりに強烈で偉大であったため,あなたの存在に戸惑っています。
全能者にこれほど近づける者など誰がいるのでしょう?
あなたの精神力以上の成果を,ジェホヴィ以外に誰ができると言うのでしょうか?
あなたのような叡智を持つ者として,偉大なる創造主以外に誰がいましょうか?
あなたは月の先にまで線を延ばし,あなたが話した言葉により偉大なる地球の側面で,まるで何事もなかったかのように押し潰してきました。
あなたは言いました。
『目覚めなさい!』
世界はあなたの命令で動きました。
そうです,あなたは何百万もの男神女神から愛と尊敬を集めているのです。 - 地球の風に逆らって来訪したあなたはこう言いました。
『此方へ向かいなさい』または『彼方に向かいなさい』
すると風は父親の言葉に従順な子供のように,あなたの言葉どおりに動きました。
あなたが天界の火を降らせると,あなたの命令通り降り注ぎました。
あなたはこう言いました。
『ジェホヴィよ,あなたの御手を地球の天界に置いてください。そうすれば光と土台はすぐに地球のように広くなり,あなたが望む場所へと飛んでいきます』 - ご覧ください,あなたはこう言いました。
『ジェホヴィよ,私は自分の使命を引き渡します。私はあなたに命じられたことを完了したのです』
そのためアフよ,私はこの言葉のせいで大変悲しく思っているのです。
しかしあなたは100日間で,家の床を掃除するように地球全土とその天界を掃除されたので,私は心から頭を下げます」 - ジェホヴィの息子アフが言いました。
「おおジェホヴィよ,あなたの息子の愛が私に届いたのは,私が何をしたからでしょうか?
『永遠なる創造主』であるあなたと一つになれた私は『無』であると,あなたははっきりと私に分かるように教えてくださいました。
あなたの息子は私に称賛を送って来るのですが,私はあなたの御手によって動かされた人形に過ぎないのです。これでは全能者のことを見失ってしまいます! - それにも関わらず,ジェホヴィよ,あなたの僕である私のように,愛に脆いのは誰でしょうか?
あなたは叡智と力で私を元気づけてくださり,私の愛を,どれだけ注いでも満たせない場所のように作ってくださいました。
あなたの息子がいる,ここ遠く離れた地球から立ち去るための強さを見つけるにはどうしたらよいのでしょうか?
彼の愛と大いなる敬意に対して栄誉と思わず,私と一緒にいられない彼のことで不満に思うのを知らないのですか? - 聞いてください,ジェホヴィよ,私はすぐにあなたの息子の力量を推し量ります。わずか4万年で精霊界に昇天し,天界と地球の神になりました。
3,000年間,彼は悪と闇との戦いに苦しんでいました。精霊界の広大な天界は彼の粘り強さ,叡智,力を,思いやりと愛と希望を込めて見守っています。 - そこでは火災の家の中で戦っている1人の男と,大勢の無力な赤ん坊がいました。
それでもあなたの神は戦いを止めず,一度も休まず,こう言いました。
『今回もうまく行かなかったが,永遠に方策と戦略を練り続けよう』
闇の中で光がよりよく見えるように,ジェホヴィの息子ネフは崇高なる天界の男神女神の心を突き動かしました。 - その時,御父の声が届いたのです。
『私の息子アフよ,地球に行って救済しなさい。
ご覧なさい,男神女神の団結を!
あなたの誉れ高き息子が助けを求めています!』」 - 神(ネフ)は言いました。
「1つお願いがあります。ジェホヴィの息子アフよ。
あなたは3日間ここに滞在し,神の玉座を引き受けていただけませんか?
私の主神たちにあなたとお話しできる栄誉をお与えください」 - ジェホヴィの息子アフは言いました。
「ジェホヴィよ,あなたの御許しをいただけたので,あなたの息子である天界と地球の神と3日3晩滞在し,彼の玉座を引き受けて,主神たちと対面し,彼らの愛を勝ち取ります」 - 3日後,神の王国が建国されました。そこはジャフェス(中国)の地の上空付近の大気界内にありましたが,その天高原はセムとハム(インドとエジプト)を包み込むように2つの翼が伸びていました。
神々は主神や従者と一緒にそこに向かいました。 - 第2の復活を待つ200万人の霊魂(地球生まれ)が神(ネフ)と一緒にいました。彼らは天界の新王国建国のため,さらに200年仕えたいと志願してきました。
彼らは役務についてよく学び,生まれたばかりの赤子が天界で暮らすのに必要な工場,家,病院,保育園といったものを設置する方法を知っていました。
このことに関して,神はこう言っただけでした。
「こうしなさい」
「そうしなさい」
それで何も問題なく遂行されました。 - さて,ジェホヴィの息子アフの眷属から,神とその眷属と共にあと200年間残りたいと志願した50万人の者たちが神の前を訪れました。
- 神は言いました。
「ご覧なさい,トリスタを通過した地球は,地球生まれ以外の者たちにとって,副神,副主神,元帥が暮らす場所として相応しくありません。
違う星で育ち,違う周期の精霊人のあなたたちに対して,私はどんな栄誉や成長への手助けで報いればよろしいのでしょうか?」 - 彼らの中からガイティヴァヤが代弁者として言いました。
「私たちはただの労働者でありたいと望んでいます。私たちにとって200年とは何なのでしょうか?
私たちはイヒン人の担当から外してくださることを願っています。なぜなら彼らは既に進化しいるからです。それよりもほとんど話せず,地面を掘っているような地球の管区で暮らす原住民を担当させてください。
私たちはあなたの天界でいかなる場所も望みません。ただ闇の中で生まれた人々が第1の復活を迎えられるように,定命の者たちと一緒に暮らします」 - 神は言いました。
「あなたたちが残るのであれば,その民も残るでしょう。なぜならあなたたちは高位の身分を捨てて志願し,あらゆる場所の中でも最下層で1回のダンの間だけ,盲目や難聴の者たちのために働きますが,このことは来るべき時に,何百万人の愛によって報われることでしょう」 - 神が出発すると,ジェホヴィの息子アフが同行し,彼らは神の王国の中央に向かいました。
彼らはそこに降り立つと,神はこう言いました。
「私はここに玉座を構えます。
昔,セタンテスが呼んでいたように,ここをホレドと呼ぶことにします。そこは地球上で『神の山』と呼ばれることでしょう。
なぜならそこが私の家だからです」 - 神はジェホヴィに手を差し伸べてこう言いました。
「御父よ,玉座の中の玉座よ!」
天界より偉大なる光が,神とジェホヴィの息子アフの真ん中あたりに降り注いできました。
しばらくして光は大気界の物質を集めて輝かせ,凝縮させました。その後すぐに従者たちが連れてこられ,神の玉座を用意し,古のホレドの方法に倣って火の柱でその周囲を囲みました。 - 神は玉座に座り,アフが神の右側に座り,地球の4人の主神たちは左側に座りました。しかし5番目の主神エオライトは玉座の足下で佇んでいました。
エオライトは言いました。
「御覧ください,私の管区であった地球の大陸は海の下に沈んでしまいました。どのような面目で神の玉座に座ることができましょうか?」 - 神は言いました。
「あなたの管区は失われましたが,あなたは今回亡くなった者たちの寓話となってください。彼らは大地を失い,天界にも居場所を失くしました。他の者の代わりとしてエスヤンが一時的に仕えていますが,あなたに仕える者は私から別に授けましょう。
さあ,あなたは私の右手に座らなければなりません。なぜならあなたは私の任期の間,私の助手となり副神となるからです。そしてあなたが望むのであれば,その後もそうしてほしいのです」 - エオライトは言いました。
「あなたは私に敬意を払ってくださいました。
ジェホヴィの御意志に従います!」
神は立ち上がり,手を上げ,こう言いました。
「おお,あらゆる光よ,あなたの息子にしてホレドの副神に,あなたの栄光のために,王冠を授けてください,永遠に!」 - 精霊界の光が神の右手に降臨してくると,神はそれを王冠の形に整えました。このことは,天界ではその地位に見合ったいつもの儀式でありましたが,エオライトの頭の上に載せました。
その後,エオライトは神の右手に座りました。同時にジェホヴィの息子アフが立ち上がり,神と主神たち,そして他の全ての面々が着座しました。
その場はあたかもジェホヴィが降臨されたかのような光景でした。
アフは言いました。 - 「父親は自分の幼い息子を見ることで自分の幼少期のことを思い出すように,ジェホヴィよ,あなたは遠い昔にあった出来事や状況を,私の目の前に映し出してくださいました。
主神たちの光景を見ると,私が故郷の星で大陸の一つを統治する主神,副神としてあなたの息子より戴冠したあの日,あの場所のことを思い出しました。 - 私の心は恐れと祈りを抱きながらあなたを崇めていました。なぜなら私は人間や天使が神や主神の御業に対して無関心であり,自分たちをあらゆる創造物の長と見做す傾向にあることを理解したからです。
しかしジェホヴィよ,あなたの御声が私の下に届き,こう仰せになりました。
『私の息子よ,人間や天使たちが自惚れたり,私の神や主神たちを批判することに対して不満を抱かないでください。なぜならそのような自慢気な者に,私は試練を与えるからです。
彼らはその試練に見舞われるまで気付かないでしょう。
それゆえ,彼らがあなたの領内で,独りよがりの栄光の中で成長することを許してあげなさい。なぜなら地上や天界のどちらであっても,私は彼らに相応しい仕事を用意できるからです』 - あなたの意図に気付いた私は,天使を通じてそのことを実施してきました。私の民が第1と第2の復活で蘇った時,彼らが何よりも自分自身を証明するのに相応しい場所を私は知っていました。
その時,あなたの光が私の下に届き,こう仰せになりました。
『最初の教訓から知識を得たあなたは,次の教訓でも理解し,精霊界の天界のことさえも理解できてしまうでしょう』 - それにも関わらず,御父よ,あなたは何事にも私を悩ませ,惑わせてくれます。あなたが託した責任の大きさに,私は恐怖と畏敬の念で一杯です。
そして今回のことは,聖地のあなたに助けを求め,全宇宙の他の神や主神の方々の記憶に残ってしまうぐらいの大きな苦難と試練でした。 - その時,あなたはこう仰せになりました。
『私の息子であり私の神よ,創造主の言葉を聞いてください。
私は天界に入界する人間を,地上での生活と同じように無力な存在として創りました。人間が自分よりも上の存在に依存することで,高き者と低き者,強き者と弱き者,光と闇が一つになることを理解するためです。そして人間が『私の工場』で勤めることになった暁には,他の者がその者を磨くように,その者もまた,自分より劣る者たちを磨いていくということを学ばなければならないのです。 - この太陽の下で,自由と栄光の上天から降臨した私の主神が,肉欲に塗れた者や闇のエスヤンを統治することの一体どこに利益があるというのですか?
自己主義の者が天界に君臨し,全員が自分のことだけを考えているからでしょうか?
他人のために善行を施す『愛』こそが全てで,その見返りに『愛』という豊穣な収穫物が保証されることを,私は地球で証明してきたではありませんか。 - 私が生命を与えた子供たちを昇進させるため高位の身分の彼らが身を窶しているのは,私とより一つになろうとするためではないのですか?
天界の全ての高貴な者たちもそうです。なぜなら私は口もきけぬ土や水に身を窶してそこに生命の息吹を与え人間を創造したように,私はこの宇宙の何よりも低き物に身を窶すのです。
『私の模範』の後を追い,人生を楽しむ者として創り上げた彼らは,あらゆる力,叡智,愛を獲得するための道を歩んでいるのです』」 - ジェホヴィの息子アフは言いました。
『御父よ,あなたの叡智に気づいた私の下に,あなたの力と叡智が10倍になって届けられました。私はこれからも永遠に,最も低くて暗い場所を追求します。しかしあなたの判断に従って私が成長した暁にはこう仰せになるでしょう。 - 『おお,私の息子アフよ,最も高き天界の扉の鍵を見つけたあなたは強くなり過ぎたので,どんな仕事も些細なものに感じるでしょう。
さあ,あなたの創造主と一緒に来なさい。なぜなら私にはあなたの意のままに動かせる全ての精霊界を持っていますが,それには私の片腕としてあなたの叡智,力が必要だからです』 - おおジェホヴィよ,私はあなたの招集に応じました。そしてしばらく経ったら,またあなたは私を招集し,その次も招集し,そうやって私は多くの精霊界に貢献していくのです。
しかし,私は最初の主神領であなたを仰ぎ見て,その栄光を讃え,当時私が築いた何百万もの『愛』を秘蔵するのが好きでした。
そしてもう一度,御父よ,赤い星地球の剪定において,何百万もの人々に会わせてくださる祝福を頂きました。 - 今,あなたは地球の神の玉座で私に呼び掛けてくださいました。
ああ,あなたの神はこう言っていました。
『ジェホヴィの息子アフよ,私の玉座をお引き受けください!』
ジェホヴィよ,その一方で私はあなたとその御名に口にしたら,人間と神々から最大の敬意を払われました。
全ての栄光は未来永劫,ジェホヴィよ,あなたのためにあるのです!」 - ジェホヴィの息子アフが着座すると,神は元帥たちに合図を送り,彼らは丸2日間の自由時間を宣言しました。
アフの幕僚である男神女神が玉座の前を整然と通過し,その後に神の眷属が続き,その後に主神の眷属が続きました。なぜなら彼らはアフを近くで見て,その祝福の言葉を受けたいと望んでいたからです。 - その後,すぐに全ての人々がエセナウルと一緒になって,至高の御方ジェホヴィの栄光の賛歌を歌いました。
歌い終わると,大勢の人々は余暇活動と社交の場に向かいました。
【9章】
- 時間になり,神は役人を呼びました。
役人がアフの臨在を宣言すると,人々は秩序を取り戻しました。
神は言いました。 - 「水没以前のようにしていかなければなりません。そして水没以前のように,それぞれの場所を満たしていかなければなりません。しかし今後,天界と地球は今までの出来事は無かったかのように刷新されます。
私の主神とその従者,及びアシャールに出発の準備をさせなさい。あと,私の王国に来訪した他の志願者を,彼らの望みのままに割り当てて,第1の復活を待つ定命の者か霊魂のどちらかを世話させる任務につかせなさい。 - 私の元帥,使者,そしてアサフよ,あなたたちの神の言葉を聞いてください。
あなたたちは大気界を進み,死者の霊魂に相応しい場所を探し,建設者や労働者を分け合って,第1の復活を行う者たちを受け入れるのに必要な工場,学校,病院,保育所やその他の施設を建てなさい。
こうして受け入れられた者たちは,最初の5年間は『エスヤン』と呼ばれます。
その後,エスヤンが実体的な欲求を断ち切り,完全に霊界の住人となれたら『霊界人』と呼ばれます。
しかし『霊界人』になれない者たちは,定命のドルク人の霊魂となり,彷徨う闇と悪の霊魂という意味で『ドルジ』と呼ばれ,地球に縛られます。
定命の者たちを接ぎ木とする霊魂は,乳飲み子という意味で『胎児』と呼ばれます。
この名前は世界が終焉するまで天界と地球で呼ばれ続けます。 - あなたたちは,昔の神や主神たちの寛大さが失敗だったことに気付いていると思います。ですから慎重に事を進めてください。なぜならこれ以上,水の杖が地球の生物を懲らしめることはないからです」
- このように神が全ての命令を出し終えて,人々の出発の準備が整うと,エセナウルとラッパ隊が新しい天界と地球のために讃美歌を演奏しました。
演奏が終わると,ジェホヴィの息子アフが言いました。 - 「ご覧なさい,上天の光が開きます。
おおジェホヴィよ,あなたの息子は大いなる労働者になることを渇望しています。
私は1万の太陽よりもはるか遠くに旅します。
ジェホヴィよ,千の世界の女神であるあなたの娘フィアティシは,遠く離れた天界で1日に10憶人の霊魂が運ばれてくる2つの実体界の星を切り離し,結び付けようとしています。
ジェホヴィよ,あなたの御意志と力により,私は彼女の下に行きます!
あなたの神や主神,その眷属たちよ,私がここで団結して一つになった心を忘れてしまうとは思わないでください。
次のダンが来たら,私はこの一握りの甘い愛を愉しむために戻ってきます」
アフは語り終えました。 - そして今,長官が玉座を降りて足下に座ると,神は涙を浮かべながら玉座を降りてその手を取り,こう言いました。
「見てください,最も偉大な人は自分のことを最も軽く扱います。
さあ立ち上がってください,ジェホヴィの息子アフよ。
『全能者の息子,ノエ弧の不滅の神』の冠を被り,あなたの道をお行き下さい」 - アフは立ち上がり,神とその主神たちと握手し,数千万の眷属と共に火の柱の足下の先にある境界に向かうと,そこには役人が,翼を広げて上昇の準備を終えていたオテヴァンと共に待機していました。アフと眷属は全員搭乗しました。
- 合図が上がるとオテヴァンは上昇し,東の方に流星のように猛スピードで進み,すぐに彼方へと消えてしまいました。
【10章】
- ジェホヴィはこう仰せになりました。
「地球の神にして私の息子ネフよ,創造主の声を聞いてください。
あなたが辛い試練の中で私に呼び掛けた時,私はあなたの下を訪れ,精霊界のノエ孤の息子を遣わして地球と天界を救済しました。大宇宙のウクルーに昇っていった闇の天界ハウツォンのことを覚えておいてください。なぜなら次のダンが訪れる日まで,彼らはあなたのものだからです」 - 神は言いました。
「ジェホヴィよ,あなたの声を聞きました。
しかし,いったい何をすればよろしいのでしょうか?
ご覧ください,この弧の息子アフは,甦りし闇の子供や私ごときでは到底及ばない叡智や力を持ち,仰ぎ見ることもできない男神女神と一緒にに去ってしまいました。
あなたの僕である私はどうすればよいですか?」 - ジェホヴィは言いました。
「それでも,甦りし闇の子供はあなたの家族であり,天界のあなたの家の栄光は,あなたが彼らの中で顕現させる光がもたらすのです。
恐れることはありません。男神女神たちはこのことを理解しています。 - それゆえ,あなたが自分の王国を整備し,地上のあらゆる部分に天界を築き,あなたと主神たちの玉座の間に使者を配置できた時,あなたは自分の代わりの副神に一時だけ統治を任せ,精霊界の森ハウツォンに行きなさい。なぜなら,あなたは彼らに期待されているからです」
- 神は言いました。
「御父よ,あなたの御心のままに。
私はあなたの叡智,栄光,正義を知っています。
私は玉座に1年間在位したら,男神女神たちが見守ってくれているウクルーの反抗的な子供たちを訪問し,その間,私の副神に代行してもらいます」 - 副神は言いました。
「天界と地球の神よ,あなたの御心のままに」
これは実現し,1年で神は天使と人間の関係を『永遠の生命』に繋がるようにうまく制御する良い方法を構築しました。 - 神は,男女合わせて50万人の精霊人で構成される評議会にジェホヴィの御言葉を知らせた後,次のように付け加えました。
- 「私は1年間ハウツォンに残り,私が蘇らせた者たちに知ってもらおうと思います。しかし1年経ったら私はここに戻り,ジェホヴィに命じられたように新しい志願者を募り,ハウツォンから連れて帰ります」
- 然るべき時が来たら神が出立することは天界でも知られており,ジェホヴィの御名において神に敬意を表し,何千万もの眷属たちがその出立を見届けようと近場だけでなく遠方からも訪れました。
神は彼らを見ると余暇活動の日を宣言し,人々は集まって,特に地球と天界の救済,かつて起きたパンの水没について再び話し合いました。 - 次の日,神の規律に従い,全ての働き手が元気を取り戻し,整然と集まると,神は玉座からこう話し掛けました。
- 「神の言葉を聞き,新しい天界の創設を喜びましょう。
私が話すことをよく聞いて,証明された全ての事柄に対して真摯に受け止めなさい。
天界と地球が闇の中にあった時代,創造主の御名の下,私の傍に仕える何百人もの人々がここにはいました。
3,000年間,私たちは戦い続けました。あの暗闇の時代,私たちの祈りは『全てを超越し君臨する御方』に届いたのでした。 - その時,神はこう言いました。
『渦がヒダンを飲み込む時,ジェホヴィはきっと救ってくださります』
あなたたち全員は同じように繰り返しました。
私たちの心からの願いが一つになった時,ジェホヴィの強力な息子や娘であるオリアン長に届いたのです。 - なぜなら自分の中で矛盾が生じている者は何も成し遂げられないことが証明されているからです。一方で,自分の中で調和が取れている人は力強く,その者は良い目的に向かって自分を律していきます。そして多くの天使が団結すれば,自分たちの意思の力で世界中の場所や行動を制御できることも証明されています。
この問題に対して,あなたたちは神と一緒に信仰心を持つことで,ジェホヴィの栄光の全てを担う『信仰の星』となれるのです。 - 『至高なる御方』がいない者たちは,私たちの歩みに対して不和をもたらす以外,何の力も効果も発揮しません。
ジェホヴィを無視し自分を神や主神と思い込んでいた者たちは,自分よりも上位の存在を持たず,自分だけを見て育ってきたので,それ以上成長できませんでした。 - 当時,天界で起こってい事は地上でも現れており,人々は善行や善良な祈りを誇っていましたが,他人の稼ぎで暮らしていたのです。
このような偽神や偽主神を生み出し,崇拝しないように。
彼らが下す『啓示』という名の果実や,その下にいる奴隷たちは,彼らの哲学を栄光の下へと導くため,定命の者たちを支配するために送り込まれた天使なのです。定命の者たちはすぐに彼らと同じようなことを言い出しました。
彼らの霊感の果実と,彼らの配下の奴隷たちは,定命の人々を導くために送り込まれた天使たちでした。彼らの哲学の栄光のため,定命の人々もまた同じことを自分自身に言いました。
『見よ,天界や地球に叡智の神や主神などいない』 - こうして偽神や偽主神の教義は自分たちの王国をも転覆させ,天界を『堕落した下天』に変えてしまいました。
ジェホヴィの光が訪れた時,あなたや神,主神たちは彼の御声と共に一つになれました。
こうしてあんたたちは勝利を得たのです。
そして今,神と主神たちは御父の栄光のため,新しい天界と新しい地球を築こうとしています。
あなたたちに愛されながら,長く一緒に働いてきた者は,今,もう片方の翼がある戦場へと向かいます。そこでは闇の中で苦労しているあなたたちの同朋がいて,あなたたちの実りある働きを聞けばきっと喜んでくれるでしょう」 - それから神は右を向いて,ジェホヴィの副神エオライトに言いました。
「あなたは良い仕事をしていたのに地球の管区を奪われてしまったので,ジェホヴィは良いものをお与えになりました。
あなたは神が戻ってくるまでの間,天界の神々の秘宝『三角形』を保持してください」 - 神は『三角形』をエオライトの首に掛けてこう言いました。
「ジェホヴィの御名において,天界と地球の神よ,万歳!」
眷属が繰り返しました。
「天界と地球の神よ,万歳!」 - 神は,神々の慣習に倣い,玉座の足下に降りてそこに座りました。すると指名を受けた彼は玉座の下に降りて来て神の手を取り,こう言いました。
「神よ,立ち上がって,あなたの道を行ってください!」
神は立ち上がると,二人は元帥と従者を同伴し,火の柱が立ち並ぶ境界の方に向かいました。そこには作業者が船に帳幕や窓掛を付けて待機しており,神と50万人の眷属たちが乗船しました。 - 一方でエセナウルが至高なるジェホヴィにふさわしい栄光の讃美歌を歌いました。
- 合図が掛かると,集まった何百万人もの天使が拍手を送り,その中を船は上昇しました。
やがて星のように高く高く打ち上げられ,ついには見えなくなりました。
【11章】
- ホレド評議会の開催中にエオライトが神として玉座に就きました。ジェホヴィの光が神の下に訪れると眩しさで視界がほとんど遮られ,ジェホヴィの声が聞こえてきて,こう仰せになりました。
- 「私の声を聞いてください。
私は自分の存在や,自分という存在を使って自分自身を形成し,そこに『言葉の力』を与えることで,私は精霊界の眷属に対して『魂の言葉』で光の中から顕現できています。
あなたたち地球の主神はアシャールたちを用意し,彼らにアサフを付け,私の全王国に使者を配置してくれました。
同じようにあなたたちは野蛮人や使い魔を用意しており,彼らはアシャールや主神たちに従わなければなりません。 - 私はイヒン人や野蛮人の区別なく,全人類を創造しました。そうすればあなたの御業は,救済することが容易い『私の選ばれし者』だけでなく,私を知らず,私の霊界も知らない者たちにも及ぶことになります。
と一緒になり孤立しませんが,私を知らず,私の霊界も知らない者たちと一緒になります。なぜなら洪水で滅ぼされた者たちとは無関係に,地球には今でも男女,子供たちが犇めいているからです。 - アフの時代,あなたは精霊界のオシから志願者を受け入れたら,彼らにこの問題を託しなさい」
- これは実行されました。
彼らはいくつかのグループに分けられ,実体人は天界の天使によって人数の確認を終え,精霊人はその数に応じて分配されました。
彼らは再び選抜され,野蛮人と暮らす使い魔に割り当てられました。こういった使い魔は最近亡くなった父母や友人であり,いまだに第1の復活を終えていない者たちでした。
そこで役人はこういった霊魂のための場所を地上に用意し,生命が継続していることを証明するため,定命の者たちに姿を見せるように説得しましたが,役人は決して自分の姿を見せませんでした。 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「あなたたちは道を用意しなさい。しかし働くのは使い魔とします。
若い男女の霊魂を使い魔としてはいけません。彼らが胎児にならないようにするためです」 - それは実行され,ネフの不在の間,天界と地球の新たな部門は開設され,この件は1年で軌道に乗りました。
- 1年が経ち,神はハウツォンの植民地から第3の復活を遂げた500万人の志願者を引き連れて帰還しました。
神の帰還はホレドには伝わっており,大勢の天使が集まり,敬意を込めて神を出迎え,志願者たちを歓迎しました。 - 精霊界の神の星が降下すると,副神エオライトは10日間の余暇活動を宣言し,神が玉座に登極し,その就任を告げたらすぐに実施するとしました。
エセナウルが歌っている間,星は降下し,元帥や誉れ高き眷属が進み出て,神を出迎えました。
神はすぐに玉座に登り,ジェホヴィの息子エオライトに敬礼するとこう言いました。 - 「ジェホヴィよ,あなたの意志と力により,あなたの息子はこの一連の出来事に対して喜びを感じています」
エオライトは言いました。
「天界と地球の神よ,よくぞお戻りくださいました」
彼はジェホヴィの御名において敬礼し,同じように答えました。 - 式典はこれで終わり,彼は神々の『三角形』を外すと,神の首に掛けてこう言いました。
「ジェホヴィの御名において、古代の神々の贈り物をお受け取りください」 - これが終わると,船の星は評議会の前の,ジェホヴィの祭壇近くにある議会の床に降り立ちました。
それから何百万人もの拍手喝采の中,500万人の志願者が降り立ちました。 - 神は玉座に復帰するとこう言いました。
「元帥に10日間の余暇活動を宣言させます。 なぜなら、私たちはハウツォンにおいてどのように問題を発見し,ジェホヴィの御力を顕現させたかについて,この特別に愛する者たちに説明したいからです」
【12章】
- ジェホヴィが神を通してこう仰せになりました。
「新しい天界が創設され、古い天界が再生されたので、何が起きたのかを後世の人間と天使が分かるように,御印を顕現させましょう。なぜなら後世の人間や天使は地球で起きた洪水や粛正を忘れてしまうからです。
男神女神よ,考えてみてください,どうすればよいと思いますか?」 - エオライトは評議会を代表してこう言いました。
「ジェホヴィよ,私たちは何をすればよいのでしょうか?」
するとジェホヴィはこう仰せになりました。
「私は地球の草創期にやって来て,年を重ねるにつれて遠ざかるため,人間は『なんと,古代人は愚かなことだ!』と言うでしょう。
なぜなら人間の判断力が乏しかった頃に,私は恐怖と信仰を世襲のように与えたからです。
しかし叡智の成長とともに,私は恐怖と,そして思考の下で証明されない事柄を取り除きます」 - ジェホヴィはこう仰せになりました。
「コスモンの時代では、人間と天使は証拠を求めるべきです。
ある人はこう言います。
『古き時代の話し言葉を理解するにはどうすればよいのでしょうか?』
別の人はこう言います。
『古い天界が取り除かれたことをどうやったら証明できるのでしょうか?』 - 創造主の言葉を聞いてください。
ある人が『その当時,言葉を話せる人間はほとんどいなかった』と言ったら,あなたたちはこう答えなさい。
『天界でもそうでした。なぜなら彼らは言葉を持たなかったので,理解することができなかったのです』 - 別の人がこう言ったとします。
『創造主は大きな事案を支配しても,小さな事案は支配していない』
別の人はこう言ったとします。
『天使はコスモン時代に来れるのだから、古き時代でも来れたはずだ』
そうしたらあなたたちはこう答えなさい。
『ジェホヴィ以前に,大小に関わらず,いつ地震が起きるかを誰が知っていると言うのですか?
彼はいつも臨在しているわけではないのですか?
決まった条件であれば,決まった結果をもたらさないのですか?』
彼らはこう答えるでしょう。
『そうだ』 - そうしたらこう言いなさい。
『それならば,あらゆる調査の末に見つけた最上流の起源に対して,名前を付けてみてください』
彼らはこう言うでしょう。
『古代人はジェホヴィと呼んでいた』
彼らは自分たちが網の中で絡まってしまったことに気付くでしょう。というのも,もしも地上の無知の状態が天界に無知をもたらしているのだとしたら,天界の光を地上にもたらすのは,上からでなければ,どうやってもたらすのでしょうか?
天界の光は上からもたらされるのであれば、諸国で語られる洪水の叡智は誰が発明するべきなのでしょうか? - それ故に、彼らにこの件に関する天界と地球の言葉を与え,それを聖なる音としなさい。そうすればジャフェス,セム,ハム,グアタマと,そこに属する天界において証明されるでしょう」
ジェホヴィの声は止みました。 - 神は言いました。
「ジェホヴィよ、あなたはすべての叡智です!
さて,私は精霊界から来た新しい志願者のための場所を用意しました。これは,野蛮人と暮らす使い魔と一緒に行う彼らの問題であり仕事となるからです」
こうして彼らは役目を与えられました。彼らは定命の者たちに洪水の歌を歌うことを命じられ,その歴史が地上で永遠に語り継がれるようにしたのでした。
【13章】
- 何年間もあらゆるものが天界で繁栄し,地上では大きな戦争も飢饉も疫病もありませんでした。地球の主神たちは全ての信仰者を賄うだけの十分な数のルーイを擁しており,イヒン人の結婚を制御し,天界に喜びをもたらす息子や娘を産ませました。
- 彼らは地上で死ぬと,すぐに天使たちは彼らにとって相応しい天界へと運ばれ,アサフに引き渡され,エスヤンとして入界しました。しかし主神たちは野蛮人にはルーイを割り当てようとはせず,アシャールには彼らの死の間際だけ見届け,可能であればホレドの神のお膝元に彼らを連れてくるようにと命じただけでした。彼らの大半はそのように連れて来られました。
これは何年も続きましたが,時が経つにつれ,使い魔たちが野蛮人を呼び覚ましたため,彼らは夢や幻を見るようになりました。なぜなら使い魔たちが野蛮人が寝ている間に話しかけたからです。
これが常態化するとジェホヴィはこう仰せになりました。 - 「ご覧なさい、野蛮人にもルーイを割り当てる必要があります。
私はここで重大な秘密を明かしましょう。地上の選ばれし者たちには使い魔を制御できないということです。なぜなら彼らは無害で無防備な者たちだからです。
そのため私は野蛮人を賢く創造しました。なぜなら彼の者はすべての邪悪な獣と蛇を追い払い駆逐しなければならないからです。そして獣の住む森は彼の者により倒壊するでしょう。 - このため、ルーイは偉大な王や女王を育てるという観点から『結婚』を選択しています。
しかし古き時代,王たちは顧問であった神の預言者の意見に耳を傾け,私が創造したあらゆる生物を殺さないようにと助言されたため,彼らは口論しました。
そこでこれから迎える新たな天界では,私が与えた才能で死者の霊魂に相談することを王や女王に許可しなければなりません」 - これも実行され,野蛮人には使い魔が宿り,その多くは耳に心地よい響きの名を名乗り,中には神や主神,あるいはかつての偉大なる王の名を名乗る者もいました。
ただ,こういった使い魔は愚か者で自分のことをそういう人物だと思い込んでいたのでした。 - この愚かな印象操作の結果,野蛮人は自分に神や主神,王,女王の霊魂が宿っていると信じるようになりました。
彼らは頭を上げて考えました。なぜなら古代の神々が言ったように,何人かは甘言に,ある者は自惚れ,ある者は義務的に,別の者は正義への愛に導かれていったからです。
しかし自分たちは奇跡を起こすため,特別に神や主神,有名な王や女王の霊魂に選ばれた者なのだと自分に言い聞かせ,自己啓発する者もいました。 - 神は言いました。
「医者でも治せない病人がいたとします。そこに幻を見た愚かな女性がやって来て,その病人にこう言いました。
『明日には治ります。神はあなたを試していました。しかしあなたは霊的に自分を証明しました。
あなたの神は病という呪いを取り除くでしょう。
ご覧なさい,神はあなたの傍にいます』 - さて次の日、病人は自分の霊魂と向き合い,起き上がり,快癒しました。
これにより,実際には無理でも,嘘でも実現できることが分かったと思います。
そこで使い魔にしばらくの間,野蛮人を導かせなさい。但し時期が来たら新たな霊魂と交替させなさい」 - 神は言いました。
「主神たちに,今こそ定命の者たち,特にイヒン人に7つのテトラクトを示す時が来たと伝えてください。
アシャールが一歩引きさがれば,定命の者たちは一歩前進するのです。 - それはこうです。
以下は地球で生まれた全人類に受け継がれているものです。
アナシュ(Anash):言葉や考えによる粘質的な頑固さ。
ジンマ(Zimmah):邪悪な才覚。
ラー(Ra):悪であることの喜び。
ベリヤル(Belyyaal):無価値。
アヴェン(Aven):虚栄心,自惚れ。
ディバー(Dibbah):中傷や悪意の報告。
サタン(Sa’tan):特に他の6つの要素を喜ばせるリーダー的な存在。 - これらは太陽の下におけるすべての男女を野獣にする要因であり,程度の差こそあれ,何らかの形でこの要素を持たない者などいません。
そこであなたたちは主神の下に行き,こう言いなさい。
『ジェホヴィは,ノエ弧の長である息子のアフを通して復活の始まりを設定し,定命の者たちの両肩にテトラクトを据えました』」 - 評議会の元帥たちは使者を手配し,すぐに地球の各管区に派遣しました。なぜならテトラクトは永遠の名前となるべく天界で選ばれた言葉であり,それにより後の時代に,信仰者の部族が発見するかもしれなかったからです。
それらは当時,地上で保護されたアフの弧の息子であったグアタマ,ジャフェス,セム,ハムの信仰者にも同じように与えられました。
これらの言葉はコスモンの時代が到来するまでの間,ヘブライ語,ヴェーダ語,アルゴキン語でも類似語が提供されました。
【14章】
- ジェホヴィの御声が神の下に届き,こう仰せになりました。
「ご覧なさい,私の息子アフはホレドとその職務をあと400年,他の神に委ねる時が近づいています。
神よ,これはあなたの創造主の命令です。
ホレドは第2の復活に進みますが,第1の復活は私の主神と一緒に確立されるでしょう。 - 主神が第2の復活に足る精神体を十分手に入れていたら,あなたは彼らをこの聖地に連れて来て,次の復活の準備をさせなさい」
- これは実行され,第1の復活として,地上と主神の全ての管区に主神の玉座がある天界の王国が創設されました。この主神の王国には復活に要する期間として33年を割り当てました。33というのは各周期の100分の1に相当するダンだからです。
- 従って33年ごとに,主神の下で第1の復活を遂げた者が,神の下で第2の復活を行うホレドの方に集団で移住しました。それにより各周期の予言の基礎となるダンの光が200年,400年,500年,600年,1000年に降り注ぎました。
- 神は言いました。
「ホレドの門を閉じなさい。今後は第2の復活を待つ者だけが入れるものとします」
これは実行されました。
ホレドはジャフェス,セム,ハムにまで拡張され,序列2位になりましたが,グアタマについては,その天界の様相は次の通りでした。
主神は第1と第2の2つの復活のための王国を作り,第1の王国には自分の名を冠した者を任命し,第2の王国は主神自らが統治し,ホレドの神の代理人として民に教えました。なぜならこの天界の間には大海が立ちはだかり,33年という短い光の中で辿り着くことはできなかったからです。
それでも主神とその従者は11年ごとに渡海できる精霊界の船を用意しました。 - そして第2の復活のために,天界で新たに大学が創設され,霊魂は霊界やウズについてその要素や図解,旅や実体的なものを運ぶ工程について学び始めました。
この霊魂はアシャールの下で奇跡や奇術の類を支援するため,定命の者たちの下に送られることもありました。なぜなら第2の復活の教育課程には,実体界について習熟するための分解と統合があったからです。 - ハウツォンにおける神の最初の年の後、グアタマの主神は11年ごとに第2の復活の地に行き,地球の時間で1年間滞在しました。彼は200年で18回訪問しました。
さて,彼が最初に訪問した際,ノエ弧により蘇った者の中からある程度の志願者を募って連れて帰り,次の訪問では最初の訪問の時の2倍の霊魂を連れ帰りました。
その次は2回目の訪問の3倍,そして18回目の訪問ではさらに増えました。
こうして最後の訪問の際,神が全部でどれだけ連れ帰ったのかを算定したところ,その数は10億人に上りました。
彼らはハウツォンの男神女神による訓練や,ジェホヴィの息子アフの指示の下で,第2の復活に向けて育てられました。 - そして今、ダンの時が近づいており、アフはジェホヴィの収穫の奉納のため戻ってくると,神は朗らかな気持ちで見上げました。なぜならパン大陸の水没から200年が経過し,当時地球から救済された多くの霊魂が無事に第2の復活の準備に入っていることは分かっていたからです。
神はこう予言しました。
「ジェホヴィよ,あなたを通して,あと100年で私はあなたの花嫁花婿を精霊界(涅槃)に届けられます」
【15章】
- ジェホヴィはホレドの神の玉座の光からこう仰せになりました。
「ご覧なさい,星が来ます!」 - 声が止むと、神とその眷属はその意味を理解しました。なぜならそれはアフが戻り,ネフとその眷属と,彼の主神とその眷属の救済が終わったことを示していたからです。
- 評議会は大宇宙を調査するため移動し,御声を聞いて,任務のために出立していた使者は上を見上げると急ぎその場所に駆け付けて,地球の全ての天界,そして地球の主神が治める管区でそのことを宣言しました。
- 天界や,定命の者と暮らす天使たちは興奮しました。特に後者は定命の者と一緒にいたこともあり,何か尋常でないことが起きようとしていることは理解していました。
- ホレドの評議会は,今まで自分たちが見てきたどんなものよりも遥かに凌ぐ事態に,どう進めればよいか分からずにいました。
- 神は言いました。
「ジェホヴィよ、私はあなたの御声を聞きました。
私は星が来ることを知り,その栄光は偉大なものとなるでしょう。
私に光をお授けください、御父よ。
あなたの僕はオリアン長に対してどのような礼儀を取ればよろしいのでしょうか?
ご覧ください、この広大な宇宙で、私は自分の無知を恥じている一人なのです!」 - ジェホヴィの御声が届き,こうお答えになりました。
「恐れないでください、私の息子よ。
あなたの評議会は強いです。すぐにあなたの民の着付けを行い,復活を受け入れる準備をしなさい。
そして私の花嫁花婿となる者たちには白い服を着せなさい」 - ジェホヴィの御声を聞いた評議会の全議員は大気界全域に遣わす役人を任命し,ジェホヴィの御命令を速やかに実行しました。
着飾った天使と、精霊界に送られる花嫁花婿として準備された者たちは、ホレドの神の玉座近くで隊を組んで整列するように命じられました。各隊の役人にはバッチが与えられ,そこには地球と天界での記録,他人のために行った慈善活動と自己犠牲の回数とその内訳,さらに純真さ,力,叡智の階級が記されていました。
一般人は階級とその数について同じく図で分かるように星で表され,ホレドにおける彼らの列の並びは音楽で決められており,協和音,不協和音の度合により,その社会適合性が分かるようになっていました。 - これらは精霊界の審判者の前で行われ,ジェホヴィは彼らにこう仰せになりました。
「民をあなたの前を素通りさせなさい。そしてあなたは彼らを審判し,彼らを一つに調和が取れるように並べ,配置させなさい。こうすることでしか,彼らは『私の光の領域』内で昇天に耐えられる力を得られないからです」
100万人の審判員は男女両性兼具であったため,第2の復活が用意された大気界の様々な場所で,自分で持ち場を選んで待機しました。 - 天使たちが彼ら審判員の前を通り過ぎた時,非常に素晴らしい叡智を持っていた審判員は天使たちが地球と天界で行ったことを全て理解しました。役人は審判員から送られた合図によって,天使たち全員をどう着飾ればよいかの助言を受けました。
- こうして1000組の天使たちが通過するとすぐに案内人が手配され,神により事前に決められていた場所に案内されました。
- この間、上空に光が現れ始めました。これらは精霊界のオリアン原野の元帥たちで、恒星船に乗ってホレドに向かい航行中で,その数は膨大でした。しかし現在、他の船よりもひときわ明るく強力な一艘がオナイ弧の西から神の玉座へと真っすぐ向かってきており,近づくにつれてますます明るく大きくなっていきました。
やがてチンバットを通過し、月の軌道帯にある地球の渦へと入ると,その光は天界の大気界全体に広がり,ホレドは照らされ,ホレドの天使たちは興奮し騒然となりました。 - こうした輝かしい星が天使の世界の喧騒を引き延ばすのにそれほど時は掛かりませんでした。なぜならこの恒星船を操縦している神は何百万年も務めてきた神であり,まるで天界に火の玉が現れたかと見間違うぐらい,その叡智で地球と大気界の要素を支配していたからです。
あらゆる式典を上回る威厳を持った,まさに壮麗な王冠たる恒星船が,ホレドの評議会の会場に降り立ちました。
50万人が見守る中,現れたのはスージであり,まもなく従うことになる元帥でした。 - 神が立ち上がり敬礼すると,眷属も全員立ち上がりました。スージは玉座に登ると,神と評議会の挨拶を受けました。
スージは言いました。 - 「おお,ジェホヴィよ、あなたの御意志によって!」
神はこう言いました。
「創造主たる御父よ、あなたの御名において!
あなたの息子を歓迎いたします!」
すぐに天界の中で最上位の色である黄金の光でその場全体を輝かせると,ジェホヴィの御声がスージに届き、こう仰せになりました。 - 「愛する者よ、来なさい!
長く耐え忍んだ者たちよ,来なさい!
忍耐と不屈の精神を持った息子,娘たちよ,!
ご覧なさい、私は暗闇の中を訪れ、ミーを救済しました。なぜなら彼女は天界という重荷を背負った双子を産んだからです。一人は母親と暮らし,もう一人は私がハウツォンで看病させるのに遣わしました。
彼らは成人して双子の息子と娘になりました。 - ハウツォンに目を向けなさい。見なさい,その双子がやって来ます!
彼女は小さな子供でした。しかし彼女を見上げなさい,男神女神たちよ!
何十億という者たちがジヤの世界から雪崩のように押し寄せてきます。
愛する息子,娘たちよ、腕を広げなさい」 - 声が止むと,スージは言いました。
「ハウツォンが収穫の時期を迎え,闇の子供たちを救済するのを手伝い,光の篝火に変えた男神女神が出席されたら,大気界で3日間の余暇活動を催します。なぜならハウツォンの眷属たちに故郷を見せてあげたいからです。そこでジェホヴィの息子や娘たちに救済された者たちの血縁関係や境遇を知ることができましょう。 - しかし初日はオリアン長アフがあらゆる栄光を身に纏って降臨されます。
4日目、上天の息子や娘たちが全員、精霊界に帰ります。そこには遥か昔から涅槃で暮らし,何百万もの精神体があなたの来訪を待っているのです」
スージは話し終えると,地球と天界の元帥に配置につくように命令しました。 - 神が使者を遣わし,こう言いました。
「あなたたちはワッカに行ってこう言いなさい。
『神はこう言っていました。天界の人数については数え終わり,労働者の数はホレドの図書館に記録済です』と。
神と共に働くすべての眷属よ,ご覧なさい,ワッカは最上位の階級にあります。それ故に次の400年間,ジェホヴィの御意志が続く限り,あなたの神の玉座で天界と地球の神に選出しなさい!」 - 1,000人の元帥を同行させて,使者はアジュンに向けて出発しました。そこにはワッカが,エスヤンや死産や中絶で死んだ子供たちの『内科の看護師』として働いていました。
彼らは神のメッセージを伝えると,ワッカはこう答えました。
「ジェホヴィよ、感謝いたします!
これから向かいますと神にお伝えください!
しかし考えさせてください。私はこれまでの人生で,地球の時間で約3万年間,どこでジェホヴィとその息子,娘たちにお仕えできるのか薫陶を受けたいと思っていました。
そしてようやくその場所を見つけたと思っていたら,別のところから呼び出しが掛かり,
『こちらに来なさい』
と言わたのです。
ジェホヴィは,私たちが何が必要かを見つけるよりも早く,私たちを先へと駆り立てているようです」
元帥たちが用意したオテヴァンに乗り,ワッカはホレドの神の玉座の足下に案内され,そこで「水の杖」の下でその階級に見合った挨拶を受けました。
【16章】
- 何千もの世界から『星々』という精霊界の船が,ジェホヴィの涅槃で暮らす何百万人もの精神体を連れて降臨し,次第にこちらに近づいてきました。
彼らは地球の渦の境界に到達すると,そこで少しだけ停止し,互いに栄光を付け足すように威儀を整えて,序列に従って隊列を組み直しました。こうして天界の大天蓋の中で準備を整えていると,星々の間に門が開きました。そして遥か彼方に,奇妙な斑模様の太陽が前後に揺れていました。そこには何十億もの地球の霊魂が救済され解き放たれたハウツォンの広大な原野と森林がありました。 - 神とその眷属たちはその様子を見ており,すべての精神体が大喝采しました。
星々はホレドに真っ直ぐに向かっていました。そして近づくと,荒れた海に浮かんだ船が波打ちし,黄,青,赤の炎でできたカーテン,帆,長旗が揺れるほど不安定な状況でしたが,着実に前に進んでいました。
やがて何千もの護衛船が活動中の太陽の横を航行し,ハウツォンの眷属を率いているのが見えました。 - 護衛船はそれ自体が星のようなもので、多くの世界で男神女神であった何百万もの精霊界の精神体を運んでいました。彼らは定命の者たちが暮らす赤い星地球への安定航路を維持するように,ハウツォンの雪崩に備えて翼を形成しました。
こうして名誉ある規律に従い,ジェホヴィの崇拝者の船団が来ました。彼らは僅か200年前には暗闇の中で潜み,死に埋もれた害虫のような存在であり,まるでそこしか知らなかったかのように偉大なジェホヴィとその崇高な世界を知らずにいました。 - 不滅の神々によって運ばれた偉大な波打つ太陽はますます明るく,大きく,そして凛々しく成長しました。それが地球の渦に入ると,生きた火のように,地球と同じぐらいの大きさになり,黒からアダマントまでの,青,白,紫,黄,真紅,ピンクといったあらゆる色合いの色彩豊かな色になりました。
そして世界の大きさと同じくらい深く広く引き延ばされたカーテンが垂れ下がり,月と同じぐらい高く伸びた帆や旗が生き生きと輝いていました。 - 地球の渦の途中で停止し無数の星々が集まると,地球の大気界でジェホヴィの天界の火で輝かない場所はほとんどないぐらい,どこから見ても荘厳でした。
少し前まで鳴り響いていた神の玉座の音楽が鳴り止みました。なぜならここではいろいろな要素が調和し奏でられており,その音楽は定命の者たちの耳にも同じだったからです。 - 万華鏡の輝きは一つの姿勢で表現しているのではなく,男神女神の命令で動き、変化することで形作っているのです。それは地上の将軍たちが軍隊を指揮し兵器を進化させるのと同じように,星々は威厳と輝きの中で新しく輝かしい『変化』を永遠に進化させながら,宇宙全体に広がっているのです。
- やがて星々の間で別の門が開くと,南東から団塊となった星が接近してくるのが見えました。それは星に囲まれた星のようであり,どの星よりも明るいものでした。
これはオリアン長アフの恒星船でした。大宇宙のあらゆる精神体はその船団を誇りと驚愕をもって眺めました。
世界の演出や管理において,どの団結した男神女神よりも速く力強く,アフはこの世界における演出や管理を実現していました。
アフの精霊界の星を見て,天使や神々は「アフよ!」と囁きました。
その名が示す『魔法』は解脱された天界である涅槃で広く知れ渡っていました。 - アフはさらに接近し,地球の渦の境界であるチンバットに着きましたが,そこで停止せず,着実に力強く航海を続け,ついに彼が乗った星が天界の入り口まで進むと,まるで不滅の場面を完成させるかのようにそこで停止しました。
- しかししばらくすると,周囲に控えていた輝かしい世界が雪崩を打ったように地球に向かって進み,四方から地球を取り囲むと,アフの星はホレドの神の玉座に向かって進みました。
- これはまだ4日を残した『ダンの潮』の3日目の朝のことでした。しかし元帥たちはそれぞれの役目を果たし,最初に残りの全員を統率しているスージが神の玉座から叫びました。
「万歳,ジェホヴィの息子アフよ!」
その言葉は彼方此方で聞こえ,世界中に一斉に伝えられました。
しかし巨大な恒星船とハウツォンの太陽はさらに接近し,ついには網のように東西南北上下,あらゆる方向から地球の大気界を満たすように集まりました。そして元帥の言葉『万歳,ジェホヴィの息子よ!』が天界のあらゆる場所に響き渡ったのでした。 - それからアフの船団が接近し,彼とその眷属が降りてくると,彼は王座に登り挨拶してこう言いました。
「天界と地球の神ネフよ、万歳!」
何百万人といた眷属も同じように言いました。
それから神々の調印と儀式は手早く終わらせて,3日間の余暇活動が宣言されました。
天使の眷属が船から降りると,彼らが訪問したいと思う地球の場所に『無限の鎖』となって駆け付けました。そして3日3晩、訪問者は地球や大気界の下層に滞在し,地球がどのように創られ,
その土地や水,山や谷,捕食する獣や荷役となる獣,鳥や魚,そして何よりも地球に佇む定命の者や霊魂,上天を知らない偉大な物語の語り手のことを確認しました。
その後,彼らは大気界や,神とその主神たちの働きぶり,つまり保育園,病院,工場,学校,大学といった施設を調査しました。 - 4日目,元帥たちが余暇の終了を呼び掛けると,眷属の規律や恒星船の配置が非常に優れていたため,瞬時に何百万もの人々の間に秩序がもたらされました。
- 余暇活動の間、多くの世界の長や男神女神が交流し、ジェホヴィの広大な宇宙について様々な経験を交換しました。それは実体界や霊界の管理であったり、精霊界の惑星に対する宇宙起源論,道路の測量,世界の軌道の変更,自転の変更,ジヤで暮らす何百万もの精神体の救済,新たな実体界の誕生とその他の世界の消滅,輪廻が断たれた霊魂の集結と最終的な復活といったものでした。
こういった驚異がいつまでも存在するジェホヴィの宇宙には,終わりがないように思えるのです! - 秩序が回復すると,神はワッカに聖油を注ぐため立ち上がるように命じました。
神は言いました。
「ジェホヴィよ、あなたの御名において、今後400年の天界と地球の神となるあなたの息子に聖油を注ぎます。
御父よ、叡智と愛をもってこの者をお導きください」 - 神は、道徳の中から豊穣な部分を集めて王冠を作り,ワッカの頭に載せてこう言いました。
「天界と地球の神にしてジェホヴィの息子よ,万歳!」
これを眷属が唱えました。
神は赤い星の神々の家宝であるサムガンの三角形の首飾りを外し,ワッカの首に掛けてこう言いました。
「3つの象徴を1つにまとめたこの家宝を受け取り,偉大なる霊魂ジェホヴィの栄光のために身に着けなさい」 - 神となったワッカはこう答えました。
「創造主にして万物の統治者である御父よ、あなたの御心のままに」
玉座にいた全員が脇に立ち、神(ワッカ)が玉座の真ん中に座ると,エセナウルが歌い,賛美歌が地球全土に響き渡りました。
ジェホヴィの息子アフが言いました。 - 「神よ,400年後,私は畏れ多き全能者ジェホヴィの栄光のため,あなたとその収穫物,そしてあなたの主神とその収穫物を救済しに訪れます!
アーメン」 - アフは玉座の足下に座ると、神は慣習により玉座を降りて手を取り、こう言いました。
「お立ち上がりください,ジェホヴィの息子である神よ。そしてあなたの道をお行きなさい!」
アフは立ち上がって敬礼し、眷属とともに恒星船に入りました。
エセナウルが歌い、ラッパ隊が演奏し、ジェホヴィの火の海から流れてくる荘厳な行進曲が天界と地球が響き渡りました。 - 元帥たちは順番に大仕事をこなしていきました。
ネフとその従者は新しく建造された船の中でアフの右側に控えました。その後ろには地球と大気界の各地から来訪した元帥が続き,その隣には使者たちの船がありました。
その次に仲介人,次に看護師,次に医師などが続き,最後に『太陽のアヴァランチェ』で休んでいた地球育ちの部署の者たちが続きました。
これらは,ジェホヴィの涅槃にネフが持ち込む収穫物となり,その精神体は地球で育った他の収穫物を上回りました。 - 出発の時間が来るとアフは言いました。
「私たちにあなたの力をお与えください、ジェホヴィよ!」
アフの声は天界と地球のあらゆる場所に響き渡りました。
台地が震え、揺れました。
アフはもう一度言いました。
「ジェホヴィよ,あなたの御力を!
昇れ,天界よ!
昇れ,天界よ!」 - その土台から持ち上がった球体の天高原がゆっくりと地球から背を向けるように移動していきました。
エセナウルは行進曲を演奏し,精霊人は布の切れ端を引き裂いて、花や葉で香りを付けてホレドに放り投げて,下天に落しました。 - 精霊界は外へ外へと移動し,地球を横に引き裂いてゆっくりと上昇していきました。やがてそれは
自分の軸を中心に回転し,その時点ではまだ1つの世界でしかありませんでしたが,回転数が上がっていくと,偉大なる霊魂の息子アフにより上昇していた中心人物のネフの収穫物を除き,さまざまな星が分離し始めました。 - 神々しい光景はますます速く,畏敬の念を増しながら輝いていました!
この輝かしい光景を,ホレドの面々は誰も見ることができませんでした。
それはさらに高く,遥か遠くの運命に向かって進み,天空の中へと消えていきました。
【17章】
- さて,訪問者がいなくなった新しい天界のような雰囲気の中,輝かしい祭りの後で労働を再開するため人々は準備を始めました。
神はすぐに各地に労働者を派遣し,工場,学校,大学,保育園,病院は再び労働意欲で活気づきました。 - ホレドはあらゆる分野で繁栄し,それは地球の主神たちも同じでした。
定命の者たちも偉大なる霊魂の光の下で繁栄しました。 - 400年間,神は天界と主神たちの上に君臨し,アフにとって2番目のダンが地球と天界に襲い掛かりました。
神はアノンを後継者に指名しました。
アフとその従者は神を救済するために来訪しました。主神とその民草は,精霊界への復活の準備を始めました。 - ジェホヴィの収穫物は10憶人でした。
- 神(アノン)は自分の治世と配下の主神たちを統率し,彼らはアフではなくその代理人の手で救済されました。
ジェホヴィの収穫物は8億人でした。 - 彼の後継者,ホレドと大気界の神とその主神たちはダンを乗り越え,その収穫物も前回同様にアフの代理人によって届けられました。届けられた精神体の数は6億人でした。
そしてジェホヴィはアフに、80番目のアルドスの精霊界の密集隊形のエムスにある,ガロウィスタのラザンの後継者に,大気界と地球を任せるように命じました。 - 神と主神たちの次の収穫は2億人の精神体でした。
その後、地球は 800 年を掛けてウルクスタンのアジを通過したことで、上天の光は地球と大気界から失われました。そのため精霊界への収穫物はありませんでした。
大気界は闇に覆われ,それが原因で『堕落した下天』へと転落し始めました。
そして7つのテトラクトがホレドで根付くようになり、神とその主神たちの支配域を覆いました。そして天界で多くの者が神や主神を自称し,300万人に及ぶ精神体の信者を得ました。 - 偽神たちは仲間のために奴隷を作り,奉仕を強要し,報酬として貧相な家と生活を与えました。
奴隷たちの働きにより,『堕落した下天』では家や街並みが整備されました。 - ジェホヴィはかつてこう仰せになりました。
「私は定命の者たちに,実体界から霊的な生活に変わることを忘れさせないため,永遠に『死』を残しておきます。そうしなければ彼らは私がこうしたことを行えるのかと異を唱えてくるでしょう。
しかし私の手による復活は天界では遠く及ばず,そこの住民は上天への信仰を失っています。
信仰を通して全ての力と栄光を手に入れることができます。そのため私は天使たちに,次の復活への信仰を培養することを要求しました」 - しかし大気界における最後の1,000年間は,精霊界への復活はありませんでした。多くの者は涅槃を信じられなくなり,そこに居座り,自分の利益と栄光のための王国を築きました。
彼らは自分の王国を崇高なものにするため,自分の奴隷たちを定命の者たちの下に送り返し,今度は別の者を奴隷にするため,偽神は自分の王国の栄光について彼らに吹聴したのです。 - 再び天界で混乱が生じました。その混乱は天使たちを通して定命の者に伝播し,戦争や悲惨な出来事が地上の人族やその国家に広がりました。
こうして3600年間というノエ弧のアフの周期が終わりを告げました。
原文:OAHSPE – The 1882 Edition (English Edition)
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