参考図書(OAHSPE)

本サイトで参考にさせていただいた図書についてご紹介。

ゾロアスター教 関連

リンク著者出版社書評
原典完訳 アヴェスタ: ゾロアスター教の聖典 野田恵剛国書刊行会本書はゾロアスター教の原典『アヴェスタ』の日本語訳ですが,他の書と異なるのは,アヴェスタ語と呼ばれる原本からの訳書である点です。
OAHSPE-20「Book of God’s Word(神の言葉の書)」にはゾロアスター教の教祖ザラツゥストラの事績が綴られており,個人的には序盤のヤスナに「物質界と霊界」の表現を読んだ時は鳥肌が立ったほどでした。『OAHSPE』の研究者であればこの概念は当然のものですが,何千年も前の時代にこの概念が経典に記されていること自体,驚愕であり,ある種の奇跡なのかもしれません。
値段的には決して安いとは言えませんが,興味がある方は手に取る価値はあると思い,ここに紹介しました。

ちなみに本書には以下が収録されています。(ご参考までに)
第Ⅰ部:ガーサーと「七章のヤスナ」
第Ⅱ部:ヤスナ
第Ⅲ部:ウィスプラド
第Ⅳ部:ウィーデーウダード
第Ⅴ部:ヤシュト
第Ⅵ部:小アヴェスタ
参考図書

古代占星術 関連

『OAHSPE』では,古代人に占星関連の知識を与えたことが記されています。古代をルーツとする占星関連の参考図書を以下に挙げます。

リンク著者出版社書評評価
趙古代「ヴェーダ文明」が明かす最古の占星学 井岡治彦さんが出版ヴェーダとは,『OAHSPE』では「神の言葉」を意味しており,予言者ポーが説法した言葉が転じたものと言います。
古代インドの占星術はいろいろな書籍がありますが,本書は非常に読みやすく,分かりやすい内容となっています。特に難しい「ホロスコープ」もなく,巻末の数値表を計算式に代入するだけで性格分析を簡単に行えるため,初級本としては最適だと個人的には思います。

本書の収録内容
第1章 マハリシ・ジョーティシュ占星学とは何か
第2章 マハリシ・ジョーティシュ実践編
第3章 さまざまなヴェーダの関連法
第4章 全知のヴェーダ科学
古代インドの占星術の「入門編」としてはお薦め
基礎からはじめるインド占星術入門本多信明説話社本書は古代インド占星術の入門本です。難しいホロスコープの書き方もここでは紹介されていますが,これだけではなかなか全てを理解することはできないと思います。ただ,ホロスコープに慣れるという意味では,敷居が低くて分かりやすいです。

本書の収録内容
・解説編
1 インド占星術とは
2 インド占星術の特徴
3 インド占星術の基礎知識
4 組合せの基礎
5 予測技法
・実践編
6 ホロスコープ分析
7 インド占星術フリーソフト
ホロスコープに慣れたい方にお薦め
マヤ・カレンダー「神聖暦」で占うジャガーの知恵ケネス・ジョンソン
(石原佳代子訳)
中央アート出版社本書は古代マヤの占星術の本です。マヤ占いは最近よく見かけますが,計算式自体が幾通りかあるようで,その中でも本書は古代マヤの暦を元にしている点がお薦めのポイントになります。
本書は難しい計算式はなく,巻末の数値表で自分の宿座(ツォルキン)が分かりますが,ツォルキン自体が独特の世界観を持っているため,その理解に時間がかかると思います。

本書の収録内容
第1章 古代マヤの世界
第2章 聖なる宇宙の創造
第3章 カレンダー・シャーマン
第4章 神聖暦ツォルキン
第5章 デイサインは語る
第6章 マヤ「生命樹」占い
第7章 シャーマンの占い
古代マヤ占星術の「入門編」としてはお薦め
参考図書

「引き寄せの術」関連

リンク著者出版社書評評価
ザ・シークレットロンダ・バーン
(訳:山川 紘矢 他)
角川書店有名な「引き寄せの術」について記された書籍です。
「シークレット(秘密)」とは,『OAHSPE』では「es界」から影響を受ける力の部分を指していると考えますが,本作ではそれを「シークレット」と呼び,どのようにその力を呼び込むのかが記されています。
とても興味深い本だとは思いますが,注意しなければならないのは,「何かを祈る時,それが自分の都合のために祈るのであれば,神々の恩恵は得られない」ということです。(「神への祈りについて」で解説しています)
そういう点も考慮しながら読むのは,人生観を変えるという意味でとても面白い本だと思います。

本書の内容
明かされた秘密
わかりやすい秘密
「秘密」の使い方
強力なプロセス
お金の秘密
人間関係の秘密
健康の秘密
この世界の秘密
あなたの秘密
人生の秘密
登場者たちの略歴
引き寄せの術に興味がある方にお薦め
図解 強運の法則本田健PHP研究所本書は一種の「引き寄せの術」関連だと思います。
どうすれば強運を引き入れることができるのかを,著者の体験談も交えながら解説しています。
こちらも『OAHSPE』の教義に通じるところもありますが,もしも本書を手に取られる場合,自分の都合だけを考える者には強運は訪れないということを念頭に置かれることをお勧めします。

本書の内容
第1章 成功を呼び込む行動の習慣
第2章 人間関係がよくなる考え方
第3章 お金・モノ・人から愛される方法
第4章 強運を引き寄せるコミュニケーション
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参考図書

イェスタのイヒン人 関連

『OAHSPE』ではパン大陸水没後,地球で僅かに残っていたパン大陸のイヒン人は各地に散っていきました。そのうち水没しなかったパン大陸の残滓イェスタ(日本)に辿り着いたイヒン人も存在します。
本サイトでは,『東日流外三郡誌』に記された津保化族がイェスタに辿り着いたイヒン人に比定しています。
津保化族は青森県の津軽地方の原住民と交流し,全能神アラハバキ神を信仰していたと言います。
青森県は世界遺産にも登録された縄文遺跡群が残る地域です。この地方の歴史を探ることが,イェスタのイヒン人の歴史を掘り起こすことに繋がるのではないかと考え,お薦めの参考図書を掲載します。

リンク著者出版社書評評価
東日流外三郡誌 1古代篇(上)東日流中山史跡保存会 編八幡書店東日流外三郡誌は,古代津軽地方の歴史書だが,その成立は特殊な事情があります。
まず三春藩は江戸時代初期に秋田地方から転封された秋田一族が代々藩主を務めていました。この秋田一族は秋田(阿北)地方に古くから縁の深い一族であり,戦国時代に改姓する前は安東氏といい,鎌倉時代には執権北条氏の御内人として秋田地方を治めていました。鎌倉以前は奥州藤原氏が統治していましたが,初代藤原清衡は古代から津軽地方を含む奥州を統治していた安倍一族の縁者であり,この安倍一族の伝承を集めたのが『東日流三郡誌』になります。
そもそも三春藩には古代から伝わる歴史書(文献)がありましたが,天明五年(1785)の大火で焼失したため,三春藩第9代藩主の秋田孝季が各地の伝承を集めて『東日流三郡誌』として再編したと言います。
大名自らが再編事業に勤しむこと自体,珍しくはありませんが,自署しているため,偽書説も唱えられました。しかし少なくとも18世紀の伝承を集めた文献としての価値は十分にあります。

本書の収録内容
総篇(14篇)
天地開闢(12篇)
阿蘇辺族・津保化族(13篇)
荒吐族(131篇)
東日流外三郡誌 1古代篇(下)東日流中山史跡保存会 編八幡書店本書の収録内容
耶馬台国(36篇)
生活・信仰(113篇)
安倍一族前史(40篇)
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死海文書 関連

イスラエルの西岸地区にあり,死海の沿岸にある古代の遺跡クムラン遺跡から,20世紀半ばに数点の巻物が発見され,それを皮切りに数多くの文献が発見されました。この文書群は死海文書と呼ばれ,聖書の研究に不可欠のものとなっています。
今回,日本語に翻訳された死海文書等,お薦めの図書を紹介します。

リンク著者出版社書評評価
死海文書Ⅳ『聖書の再話1』死海文書翻訳委員会 訳ぷねうま舎死海文書の中でも旧約聖書関連の文書の現代語訳です。
現在の聖書とは異なり,欠字が多い状態での現代語訳のため,読み物としてはあまり期待できません。しかし旧約聖書を研究する上で欠かせない文献です。

本書の収録
・創世記アポクリュフォン
・エノシュの祈り
・洪水に基づく説論
・物語と詩的作品
・ラヘルとヨセフに関するテキスト
・ヤコブの遺訓(?)
・ユダの遺訓
・レビの遺訓
・ヨセフの遺訓
・族長たちについて
・ケハトの遺訓
・アムラムの幻
・モーセの言葉
・創世記ー出エジプト記パラフレイズ
・出エジプト記パラフレイズ
・五書アポクリュフォン
・出エジプトについての講和/征服伝承
・ナラティヴ
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