【OAHSPE-格言】夫婦の契りについて

もしも善良な女性がいたとして,オーマズドに誓った後で悪い夫に自分を捧げるつもりがないのであれば,彼女は善良でなく,自分を愛する者です。善良な女性は自分に尽くしたりしません。
妻を虐待する悪い男や欲深な男はいます。このことを全ての乙女たちは知らないのでしょうか?
むしろ悪い夫を持った賢妻はオーマズドにこう言うべきです。『私は自惚れていたので,御父よ,あなたは私を叱責しました』
もしもあなたが私を憎んでいたとしても,私はあなたに愛されるためさらに善行に務めます。
もしもあなたが私を殺したとしても,私は天界に行き,あなたのために家を建てます。

ザラツゥストラは愚夫と賢妻,そして愚妻と賢夫について質問しました。
イフアマズダは『完全に純粋なる者All Pure』ザラツゥストラに言いました。
「何が善で,何が悪かを知っている者はいますか?
全ての男性は自分を犠牲にして御父に捧げるべきだし,全ての女性もそうするべきだと思いませんか?
もしも善良な女性がいたとして,オーマズドに誓った後で悪い夫に自分をささげるつもりがないのであれば,彼女は善良でなく,自分を愛する者です。善良な女性は自分に尽くしたりしません。
彼女の夫が悪を向いているからと言って,彼女もそうするべきだと思いますか?
オーマズドに用意してくださった場所にいることは,彼女にとって良くないことだと思いますか?
彼女は御父に逆らおうとしているのですか?
妻を虐待する悪い男や欲深な男はいます。このことを全ての乙女たちは知らないのでしょうか?
もしも彼女が御父の御名のもとに夫に身をゆだねたのであれば,御父は彼女にいろいろと聞きます。
御父は彼女の家にその王国を築きます。そうなったらこの男女は自分が望んでいることを相談する必要はなくなります。なぜなら彼女が夫から離れたいと思ったのであれば,または妻が夫から離れたいと思うのであれば,御父はそのうちの1人を天界に連れていくからです。
御父が気まぐれな男女を喜ばせようとして,風のように変わったり,従ったりするとは思わないでください。むしろ悪い夫を持った賢妻はオーマズドにこう言うべきです。
『私は自惚うぬぼれていたので,御父よ,あなたは私を叱責しっせきしました。

私が自分の状況を変えようとしていたので,私が何も善いことを知らずにいることを教えようとしてくださいました。
そうです,あなたは愚かな判断をしている私に気付きを与えてくださいました。私はあなたの御意志に立ち返り,利益を得ます。
私は不平をもう漏らしません。
私は鞭で打たれ,家族に恥をかかされたとしても,私はあなたを讃えます。
あなたが私の中で築いてくださった町を,私は土台から築き始め,あなたの御名にもとに聖なる町として完成させます』
彼女は自分を鞭打つ夫にこう言うでしょう。
『御父からあなたを授かったことを私は喜び,あなたを讃える歌を歌います。
夜に寝る前に,早朝,正午に,あなたにオーマズドの祝福があらんことを求めます。
もしもあなたが私を憎んでいたとしても,私はあなたに愛されるためさらに善行につとめます。
もしもあなたが私を殺したとしても,私は天界に行き,あなたのために家を建てます
』」

OAHSPE-20『神の言葉の書』24章-18-22

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