【OAHSPE-格言】言葉の本質について

どんな世界でも問題が起きないのは,正義を遂行しようとする努力ではなく,問題から逃げているからです。
言葉というのは穀物を包む殻のようなものに過ぎません。闇の人間は殻についてとやかく言いますが,その中の果実にまでは言及しないものです。

ザラツゥストラ人の司祭は托鉢を持ち歩き,万事につけて清らかに暮らし,独身を貫き,創造主オーマズドだけに仕え,善行を施しているが,その心には上位の法,則ちディヴァン法があるため,彼らはそれによって裁くべきです。それでもどんな世界でも問題が起きないのは,正義を遂行しようとする努力ではなく,問題から逃げているからです。
その裁きが上位の法によって解釈されない時が来るはずです。その者は意固地になり言葉で正義を隠蔽しようと努めるでしょう。
天界と地球が荒廃してしまうのは,そのような人間や天使たちの仕業です。
なぜならザラツゥストラを通して神の言葉が地球に確立されたように,言葉自体は消失し,新たな言葉で補われれば,やがて砂上の楼閣のように上位の方が廃れる時が来るからです。
永遠で,生ける全人類に理解される言葉など存在しません。
言葉というのは穀物を包む殻のようなものに過ぎません。闇の人間は殻についてとやかく言いますが,その中の果実にまでは言及しないものです。

OAHSPE-21『真神の書』7章-4,5

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