【OAHSPE-格言】究極の選択を迫られた時,どちらを選択しても恐らくは正解である

私の父の信者になった多くの悪漢は不正な利益に良心の呵責を感じ,父が彼らの私財を受け取らないと見ると私に押し付けてきました。
もしも私があの兵士に黄金や宝石を与えたら,彼らは私の天使の母が乗れる馬を与えてくれるでしょう。しかしあの兵士に頼りこの黄金で最短の道を手繰たぐり寄せる以外に,オーマズドに辿り着く方法を誰が知っているのでしょうか?

彼らはユティヴをどのように連れて行けばよいのか分からずにいました。なぜなら彼女は最後の一歩も使い果たし,何よりも彼女の靴はり減り,足には布切れだけが巻かれているだけだったからです。
彼らが議論している間,ホグはほんの少し離れた所で別の方角から来た20人の兵士が馬に乗り,替えの馬を連れていることに気付きました。
ホグは心の中にこう言いました。
「見てください,私の父はその生涯で多くの改宗者を作り,悪人を善人に変えました。彼はいつもお金や献上品,贈り物を拒みました。
さて,正義がどこにあるのか私には分かりませんが,私の父の信者になった多くの悪漢は不正な利益に良心の呵責を感じ,父が彼らの私財を受け取らないと見ると私に押し付けてきました。見てください,私の懐は黄金や宝石で一杯です。
実際にそれは本当に私を悪魔にさせるのかもしれません。しかし私は高位の光ではなく,低位の光を知るように言われています。私は,私自身の,私自身のためにこういったものを欲しいと思っているわけではありません。
もしもそれらがオーマズドが所有しているものならば,私はそれらを保持してはいけない。それ故に,もしも私があの兵士に黄金や宝石を与えたら,彼らは私の天使の母が乗れる馬を与えてくれるでしょう。しかしあの兵士に頼りこの黄金で最短の道を手繰たぐり寄せる以外に,オーマズドに辿り着く方法を誰が知っているのでしょうか?

OAHSPE-23『神の第1の書』21章-11-13

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